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海外で大流行中の手帳術「バレットジャーナル」で、毎日の効率アップ!

「バレットジャーナル(Bullet Journal)」って聞いたことありますか? もうすでに知ってるという方も多いかもしれませんが、海外では数年前から話題になっている手作りの手帳で、最近日本でもジワジワ人気になっているんです。

今回は、そのバレットジャーナルの詳しい作り方や使い方、アイデアをご紹介!

予定や仕事の進み具合、雑然と考えている頭の中のアイデアなど、いろんな情報をすっきりと整理できてとても便利なうえ、手帳とペンさえあればいつでも始められるという手軽さも魅力のひとつです◎

デジタル世代のためのアナログ手帳


考案者は、アメリカ人のデジタル製品デザイナー、ライダー・キャロル(Ryder Carroll)氏。彼にはもともと学習障害があり、集中力が続かないというハンディキャップがありました。そこで思いついたのが、この「バレットジャーナル」だったそう。

やり方は簡単。紙のノートに縦に日付を書いていき、その月ごと、その日ごとのタスクを箇条書きにして書き入れていきます。そして、実行したら赤ペンで消したり、チェックマークを書き入れたりするだけ。

ちなみに、バレットジャーナルは英語でBullet Journalと書きます。「Bullet」とは「弾丸」という意味ですが、英語では中点(・)のこともBulletと呼びます。そして、バレットジャーナルでは基本的に最初に中点(・)をつけてからタスクを箇条書きにしていくため、このような名前がつけられたそう。

まさに、“ザ・アナログ!”な手法ですが、これがむしろデジタル派の人に大好評なんだとか。

確かに、デジタルにも通じるシンプル性や機能性を追求したこの手法は、作業効率の向上と頭のクリーンアップになるほか、普段あまり文字を書かないという人にも、手を使うことで頭がスッキリするというメリットもあります。

アイデア次第で無限に楽しめる自由度の高さ

ということで、もともとは年間スケジュールやマンスリー・デイリーのみのシンプルなものでしたが、それぞれに必要だと思う項目を加えたり、カラフルなペンでイラストを描いたり、ステッカーやマスキングテープで飾ったりと、好きなようにカスタマイズされるようになりました。

シンプルさを追求するもよし、自分なりに可愛くカスタマイズするもよし。

そういう自由度の高さも、流行した理由のひとつになっているんでしょうね!

さて、基本がわかったところで、公式ページにもとづいて、バレットジャーナルの作り方を説明していきます!

用意するもの

●方眼ノート

●ペン

記号の使い方

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公式なやり方だと、タスクごとの進捗状況や内容がひと目で分かるように、次のような記号を使います。

ですが、もちろんそれぞれ好きな記号を使ってもOKです◎

●タスク(すぐに実行可能なもの) : 「・」

●完了したタスク : 「×」

●別の月に移動したタスク : 「>」

●スケジュールに入れたタスク : 「<」

●補足記号(特に重要なものや緊急なこと) : タスクの左側に「*」

●イベント(誰かの誕生日や契約日など、日付が重要となる項目) : 「○」

●メモ(情報・アイデア・考えなど、覚えておきたいけどすぐに実行しなくてもいいことや、必ずしもやらなくていいこと) : 「-」

●補足記号(いいアイデアやひらめき) : メモの左側に「!」

●補足記号(さらにリサーチが必要なもの) : メモの左側に「👁(目のマーク)」

トピックとページ番号を書く

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公式ページより

バレットジャーナルでは、まずそれぞれのページの上部にトピックを記入することから始めます。トピックとは、シンプルに短く書かれたタイトルのことで、これによって、そのページに書く内容がはっきり明確になるのです。

そして、トピックを書いたら、あとで何をどこに書いたかすぐに分かるよう、ページ番号をふります

インデックス(目次)を作る

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公式ページより

ノートの最初の数ページはインデックス(目次)として使うので、取っておきましょう。

もちろん、最初にすべて書くことはできないので、新しい月が始まる時や、重要なメモなどを加えた時は、そのページ番号を目次に書き加えていきます。

また、同じ内容がいろんなページに登場する場合などは、項目の後に「12,25,37…」というふうにどんどん書き加えていきます。

Future Log(フューチャーログ)を作る

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公式ページより

文字どおり未来の予定で、数カ月後に予定していることや、いつかやりたいことを月ごとに書き留めておくページです。

ちなみに、ここでも記号を使うと分かりやすいですよ。

Monthly Log(マンスリーログ)を作る

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公式ページより

1カ月間を管理するためのページで、見開き2ページのうち、左側をカレンダーページ、右側をタスクリストを書くページとして使います。

カレンダーページは、各日付の横にイベントやタスクを計画したり、イベントが起こった後にその記録として記入したりするもの、

タスクページは、その月の予定や目標、前月から移動してきた未完タスクなどを箇条書きにするものです。

Dayly Log(デイリーログ)を作る

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公式ページより

毎日使うためのページで、タイトルとして日付を記入し、その日に発生したタスクやイベントやメモを記号を使って箇条書きで記入します。

書き込んだ内容を移動させる

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公式ページでは、これを「Migration(移動)」と呼びますが、一度書き込んだ内容を別のページに移動させることを意味します。

たとえば、バレットジャーナルを1カ月続けて2カ月目に入る時、これまで記入したページを見返してみて、「X」の付いてない未完のタスクがあった場合、このタスクがもう必要なければ線を引いて削除してしまいます。

けれど、もしも続けて取り組むべきものなら、「・」を「>」に変更し、新しいマンスリーログのタスクページに書き加えたり、もっと未来にやることにするなら、「・」を「<」に変更してフューチャーログに記入します。

ちなみに、「・」の上から「>」や「<」を重ねて書けるので、わざわざ消さなくてもOK◎

何度も同じタスクを書くということ

以上がバレットジャーナルの基本の書き方になりますが、こうしてみると、インデックスやフューチャーログ、マンスリーログ、デイリーログ、そして移動先と、何度も何度も同じタスクを書かなければいけないということに気づきます。

けれど、これもまた計算のうちなんだそう。

何度も書き直すことによって、それぞれのタスクを見過ごさずにじっくりと検討することになり、逆に何度も書くのが面倒なタスクは重要度が低いものとして削除すればいいということになります。

タスクの見直しを何度もすることによって、次第に自分のパターンや習慣・クセがわかるようになってくるんだとか。

その結果、ムダな予定や思考、時間をあらかじめ排除でき、毎日を価値のあることで満たせるようになるというしくみです。

バレットジャーナルを習慣にしよう!

バレットジャーナルに書く内容は、なにも重要なテーマや仕事のスケジュールだけである必要はありません。

お金の管理ダイエット読みたい本や観たい映画のリストレシピのアイデアブックとして使ったっていいんです。

大事なのは、一貫性を持って続けること。ひとたび習慣になってしまえば、ジャーナルを開くたびに自分の目標を達成しようというモチベーションが得られるようになるでしょう。

そして、常にジャーナルを持ち歩くこと! そうすることで、自分のやるべきことに集中し続けられます。

言い換えれば、重いノートは選ばない方がいいということです◎

バレットジャーナルのアイデア

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インスタグラムでハッシュタグ#BulletJournal を検索すると、世界中のいろんなアイデアが見つかります!

これから始めようという方も、書き方を模索中という方も、ぜひ参考にしてみては?

参考:bullet journal 公式ページ

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