【世界のハーブ vol.1】アーティチョーク

イモのような風味の巨大なつぼみ

食用となるつぼみとがくの部分。

アーティチョーク(Artichoke)は、人の背丈を超える高さまでに成長するアザミの仲間。日本の食卓ではまだなじみが薄いですが、ヨーロッパでは毎年初夏~夏にかけて出回る、とてもポピュラーな食材です。

歴史的にも古く、古代ギリシャや古代ローマ時代から食べられていたというアーティチョーク。15世紀にイタリアで栽培が始まると、その後はヨーロッパ各地に広まっていきました。ちなみに、イタリアでは「カルチョーフィ(Carciofi)」という名前で呼ばれています。

大きいものでは最大2mにもなるアーティチョークですが、食用となるのは、長さ15センチほどの「つぼみの芯」「がく」の部分。ゆでるとイモやユリ根のようなホクホクとした食感になります。

また、食用以外の用途としては、そのユニークな形状からドライフラワーとしても楽しまれるほか、アーティチョークの葉に含まれるシナリンという成分には肝臓の解毒作用があるといわれており、二日酔いを防ぐハーブティーとしても飲まれているそうです。

さまざまな洋食にマッチ

下ごしらえとしては、ガクを1枚ずつカットするか、手でむしり取る必要があります。

食用になる「がく」と「つぼみの芯」は、10~15分ほどゆでればパスタソテーサラダなど、さまざまな料理に使うことができます。下ごしらえには少し手間がかかりますが、レモン水に浸しながら行うと変色を防ぐことができます。

また、オイルに漬けたアーティチョークは、食べれば食べるほどクセになるほど美味。手作りしておけば、常備菜やお酒のおつまみとしても大活躍してくれますよ◎

ハーブやスパイス、オリーブオイルをかけて焼いた、アーティチョークのロースト。

アーティチョークのオイル漬け。ガクを取り除き、ワインビネガーや白ワイン、塩などとボイルしたアーティチョークを、ローリエなどのハーブと一緒に瓶に入れ、オリーブオイルで漬ければ完成。

アーティチョークの育て方

アーティチョークの花。

育てやすさ : ★★★☆☆
種まき : 3月中旬~4月、9~10月
花期 : 6~8月
収穫 : 6~7月

▪年間を通じて日当たりの良い場所で育てる
▪夏は過湿に注意し、冬は霜よけが必要

ABOUT THE HERB

和名 : チョウセンアザミ
学名 : Cynara scolymus
分類 : キク科/多年草
原産地 : 地中海沿岸
草丈 : 1.5~2m
使用部分 : 葉、つぼみ、がく
用途 : 料理、お茶、クラフトなど
効能 : 肝臓機能強化、解毒、消化促進、コレステロール値の改善、利尿など

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