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File1. 世界のヘンテコな生き物でもながめて息抜きしよう。

世界には、「ユニークさ」で生き抜いているヘンテコな生き物たちがたくさんいます。

一度見ただけでは合点がいかないので、ついついしげしげと眺めて、ヘンテコである原因や理由を探りたくなります。

そして最終的には、「地球って広いな、私の悩みなんて小さいもんだな」とか思えちゃったり。

ということで今回は、思わずず~っと眺めちゃう、世界のヘンテコな生き物たちをご紹介していきます。

大げさですが、生き方ってなにもひとつじゃないんだなと、自分の可能性に改めて気づいていただけたら幸いです。

その2はコチラ

1. 体に対して鼻がデカすぎる「サイガ」

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別名では「オオハナレイヨウ」「オオハナカモシカ」と、とにかく鼻がデカいことを強調されていることからも分かるように、シカかウシにゾウの鼻を合体させたような顔が最大の特徴のサイガ

モンゴル南西部やカザフスタン、ロシア南部の草原地帯に生息していて、一応ウシ科に属しています。

なぜこんなに鼻が大きいかというと、鼻腔内に「鼻腔嚢」と呼ばれる呼気を温めて湿らせる器官があるためで、砂やちりを除去するはたらきがあるといわれています。

オスは発情期になるとこの鼻がさらに大きくなるそうで、セックスアピールにもなっているそう。

ただし、長年にわたって食用やツノが漢方薬になるとして乱獲されたほか、2015年には謎の伝染病によって大量死した結果、生息数が半減。現在は絶滅が危惧されています。

2. 頭をたたかれただけで死んじゃう「ツチブタ」

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アフリカ大陸のサバンナや森林などに生息するツチブタは、なんと白亜紀末期頃から地球にいる長い歴史を持つ生き物。

ブタのような体にカンガルーのようなしっぽ、ウサギのような耳、アリクイのような鼻、カピバラのような四肢と、これまたヘンテコな見た目をしています。

そんな見た目から、和名には「ブタ」と付きますが、ブタとはまったく関係ありません。長い鼻や見た目からアリクイの仲間にも思われますが、これもまたまったく関係なし。まさに孤高の生き物なんです。

とはいえ、生態はアリクイに似ていて、嗅覚と聴覚を頼りにアリやシロアリを探し、頑丈なツメでアリ塚を壊したり地面を掘ってから、長い舌を伸ばして獲物を食べます。

ただし、主食が小さなアリのためアゴの力が弱く、さらに頭蓋骨も非常にもろいため、頭をちょっと強くたたいただけで死んでしまうというとっても弱い生き物なんです。しかもめちゃくちゃ臆病。見かけたら、遠くからそっと見守ってあげましょう。

3. キバなのにツノみたいになっちゃってる「バビルサ」

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インドネシアのスラウェシ島と周辺の島々に生息するブタやイノシシに似たバビルサ。一応イノシシの仲間です。

まず気になるのは、ツノがぐるんと自分の顔に向かって生えていること。それ伸びすぎたら顔とか目に刺さるよね?っていう。

しかもよく見ると、それは「ツノ」ではなく、なんと下アゴから生えた「キバ」! オスになると、さらにそのキバが上アゴや鼻を貫いちゃってるんです。

もはや「なんで?」という気持ちしか湧いてきませんが、現在わかっていることは、キバが折れているオスよりもキバが立派なオスの方が、よりメスと交尾できるということだそうで、つまりセックスアピールなのではないかと考えられています。

4. 見た目も生態もヤバすぎるキングオブ珍獣「ハダカデバネズミ」

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「ハダカデバネズミ」。これほど端的にすべての特徴を名前に入れ込まれた動物もそういないでしょう。”体毛が(ほぼ)ない出っ歯なネズミ”、それがハダカデバネズミです。

アフリカに生息するネズミの仲間で、一生を地中で暮らすため、モグラのように目が退化しています。キモかわいいというかなんというか、一度見たらなかなか目をそらせない強烈なインパクトがあります。

強烈なのは見た目だけではありません。小さくて貧弱そうな見た目に反して、驚くべき生命力を持っているのです。

痛みを感じなかったり、無酸素状態でも20分以上生きられたり、ガンに耐性があったりといったスーパーパワーなどが知られていますが、特筆すべきはその脅威的な寿命の長さ

ハダカデバネズミは年を取っても死亡率が上がらず、30年を超えて生存している個体もいるそう。さらに、何歳になっても生殖機能が衰えないときてるんです。

老化しない唯一の哺乳類であるハダカデバネズミは、生物学の常識を覆す生き物として、今後人間の老化防止にも役立てられるのではないかと考えられています。

5. ヘビなの?ミミズなの?イモリなの?「ホライモリ」

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Wikipedia Commons

ホライモリは、南ヨーロッパの鍾乳洞内の水中に生息している脊椎動物の一種。人間の肌のような皮膚といい、ヘビのようなにょろにょろした体といい、そこから生えている短い四肢といい、退化して皮膚に埋まった目といい、だいぶ「キモ」が多めの生き物です。

その見た目から、かつてはドラゴンの幼体だと考えられていたそうで、現在もクロアチアでは天然記念物に指定されているほか、スロベニアでは貨幣に描かれるなど、希少な種として大切に保護されています。

6. ジャングルのおしゃれ番長「アカメアマガエル」

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グアテマラやコスタリカなど、中央アメリカのジャングルに生息し、その名の通り真っ赤な目を持つアカメアマガエル

体長3~7cmの小さなカエルですが、緑、青、紫、黄、赤、白、オレンジと、とにかくその派手な色合いが抜群の存在感を放っています。

背中の緑色は周囲の葉っぱと同化して敵から見つかりにくくするために役立ち、真っ赤な目は、一瞬でも敵にショックを与えて食べるのをためらわせるためではないかと考えられています。確かに、毒のあるキノコほど派手な色合いだったりしますしね。

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