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ハワイのチップ事情。どんな時にいくら払えばいいの?

日本人の定番の海外旅行先、ハワイ。日本人観光客や日系人も多いハワイは、日本語が通じるところも多く、身近な存在のように思えます。

でも、ハワイはアメリカ。アメリカは「チップ」がある国なのです。

けれど、多くの観光客がそのことを知らず、チップをきちんと払ってないのが現状。生活費の高いハワイで暮らすサービス業の人々にとって、チップは彼らの生活に不可欠な収入源だということを知っておく必要があります。

とはいえ、チップの存在しない日本で暮らしていると、いったいどんな場面でどれくらいの金額を払えばいいのか、なかなか分かりづらいですよね?

そこで今回は、ハワイに行ったときに困らないように、ハワイのチップ事情を解説します!

空港のチップ

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ホノルル国際空港(cleanfotos / Shutterstock.com)。

ハワイに到着したら、ほとんどの人々はまず「手荷物引渡場(バゲッジクレーム)」に向かい、自分で荷物を取ってから、レンタカーエリアやホテルのシャトルバス、タクシー乗り場に進みます。

ただ、もしも預けた荷物を直接受け渡してもらえる「ラゲージ・ハンドラー」サービスを利用するなら、1個の荷物につき1〜2ドルのチップを渡しましょう。また、レンタカーエリアへのシャトルバスを利用する場合、荷物の積み下ろしをしてくれたドライバーには、最低1ドルのチップを渡します。

タクシー、空港リムジン、ホテルのシャトルバスのチップ

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レンタカー会社と空港を結ぶシャトルバス(EQRoy / Shutterstock.com)。

タクシーとリムジンを利用する場合は、最低でも運賃の15%をチップとして渡す必要があります。また、もし高級ホテルやリゾートのシャトルバスを利用する場合は、荷物1個につき1〜2ドル、そして機内持ち込み手荷物が1個だけという場合は5ドル渡すのが相場です。

ホテル、リゾートのチップ

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オアフ島の「モアナ・ホテル」と、ホテル前に停車した送迎リムジン(Osugi / Shutterstock.com)。

ベルマン

ゲストの荷物を運んだり、部屋に案内するベルマンを利用した場合は、バッグごとに少なくとも2ドルのチップを渡します。チップが多いほど、彼らはホテル滞在中にさまざまな方法でサービスをしてくれます。

フロントデスク

チェックインしているスタッフにはチップを渡す必要はありません

コンシェルジュ

一般的にチップは必要ありませんが、特別なサービスや特別な予約をしてもらった場合などに、チップを渡すと喜ばれます。

駐車係(バレットパーキング)

駐車場を利用する場合、車を駐車場から出してもらうたびに2~3ドルのチップを渡します。一方で、ホテルやリゾートに戻って車を駐車する際のチップは必要ありません。また、係員にタクシーを止めてもらった場合も、2ドルほどのチップを渡しましょう。

客室清掃係

ホテルの部屋を掃除してくれる客室清掃係には、本当に良い仕事をしてくれたと感じた場合に、1日2ドル以上のチップを渡します。渡し方は、「Housekeeping(ハウスキーピング)」と書かれた封筒に入れておくか、もしホテルを出る際にスタッフがフロアにいれば、直接封筒を手渡します。

ルームサービス

ルームサービスのメニューをよく見ると、ほとんどのリゾートでは、サービス料として最初から料金に15~20%のチップが含まれているため、渡す必要はありません。ただし、そうでない場合は、適切なチップをスタッフに渡します。

レストラン、バー

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ワイキキ・ビーチのフードトラック(Theodore Trimmer / Shutterstock.com)。

もしも座って食べるようなレストランやバーで食事した場合は、ウェイターやウェイトレスに代金の15~20%のチップを渡すのが相場。

一般的には、良いサービスだと感じたら20%を渡し、さらに良いサービスを受けたなら追加で渡します。また、もしも上着を預けた場合は、受け取る際に1〜2ドル渡します。

そして、もしビーチ沿いのランチスタンドフードトラックなどのテイクアウトレストランで食事した場合は、だいたいチップを入れるための「チップジャー」と呼ばれる入れ物があるので、そこに1人あたり2ドルほどのチップを入れます。ただ、マクドナルドウェンディーズKFCなどのチェーン店に関しては、チップを渡す必要はありません

アクティビティ/ツアーのコンダクター、ガイド

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ヘリコプターツアー。

1~2時間までのグループツアー

一般的に、1人あたり最低5ドルのチップが適切です。

2~4時間のグループツアー

一般的に、1人あたり最低10ドルのチップが適切です。

4時間~1日のグループツアー

一般的に、1人あたり最低20ドルのチップが適切です。

ヘリコプターツアー

1時間のフライトで、パイロットに1人10ドルのチップを渡すのが一般的。もしパイロットがとてもフレンドリーで特別な知識があれば、プラス5~10ドル渡します。

ボート/ヨット/カタマラン(双胴船)ツアー

こうしたセーリングツアーは、ほとんどの場合3~4時間で終わるため、一般的には出発時に乗組員の1人に10ドルを渡します。もしも長時間のツアーの場合や、乗組員が特にいい仕事をしてくれたと感じた場合は、チップの額をプラスします。

カスタマイズ/個別ツアー

それぞれのサービスに基づいて、適切だと思われる額を決める必要がありますが、ここでは料金の15~20%のチップを渡すのが一般的だとされています。

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