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【世界のハーブ vol.2】アニス

古代エジプトでも珍重された歴史あるハーブ

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種子のように見える果実「アニシード」。

古代エジプト時代、ミイラの防腐剤としても使用されていたアニスは、最も古いハーブのひとつに数えられます。古代ギリシャ時代には薬草として扱われ、母乳の分泌を促すほか、魔よけとしての効果もあると信じられていたそう。
またイギリスでは、修道院でしか栽培されなかったために希少価値が高く、大部分を輸入に頼っていました。1305年には、エドワード1世がロンドン橋を通過するアニスに特別税をかけ、橋の修理費をまかなったという話は有名。
主に使用する部分は、「アニシード」と呼ばれる果実甘い香りと味が特徴の成分アネトールが多く含まれており、ケーキクッキー魚や鶏肉料理の風味付けに利用されています。

デザートとの相性は抜群!

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オランダの「マウシェ」。女の子はピンク、男の子は青のアニシードを載せる。

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アニシードとイチジクのソースをかけた鴨肉のロースト。

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アニスの葉と茎は、そのままサラダやスープに入れて食べる。

アニスの香味は空気に触れると変わりやすく、すりつぶすと直後から風味を失い始めるため、アニシードをそのまま保存しておき、使う分だけをすりつぶして使うのが一般的(葉や茎はそのままサラダやスープに使う)。

アニシードをケーキやパンなどに混ぜて焼くと甘い香りが付くほか、ジャム肉料理に使うソースに混ぜてもおいしいです◎
ちなみにオランダでは、赤ちゃんが生まれると、チョコレートでコーティングしたアニシードをビスケットに載せたお菓子「マウシェ」を客にふるまう習慣があるんだとか。

精油の効能と使い方

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アニスの精油。

▪精神疲労、ストレス
▪吐き気
▪頭痛
▪めまい
▪消化不良
▪虫よけ
▪せき、たん など

精油をバスオイルに入れて入浴すれば、リラックス効果があります。ただし強力な精油のため、乳幼児、妊婦、敏感肌の人、子宮疾患のある人は使用を避けましょう

このほか、アニシードをポプリや匂い袋(精油を含ませた布でも可)に入れてペットの首輪に付けると、消臭効果のほか、ダニやノミを予防してくれる効果も。

アニスの育て方

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50cmほどの高さに成長するアニス。小さな白い花をたくさん付ける。

育てやすさ : ★★☆☆☆
種まき : 4月中旬~5月中旬、8月中旬~10月中旬
花期 : 3~10月
収穫 : 7~8月

▪移植を嫌うので、直まきする
▪3月以降の成長期には、水切れを起こさないように注意する
▪果実は茶色になってから穂ごと収穫し、乾燥保存する

ABOUT THE HERB

和名 : セイヨウウイキョウ
学名 : Pimpinella anisum
分類 : セリ科/一年草
原産地 : 地中海東部沿岸
草丈 : 30~50cm
使用部分 : 果実、葉、花
用途 : 料理、お茶、美容健康、クラフトなど
効能 : 消化促進、利尿、消臭、鎮咳、防腐、通経、整腸、去たん、抗炎症など

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