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【フランス】ヴェルサイユ宮殿「ルイ14世が建てた、フランスが世界に誇る大宮殿」

【フランス】ヴェルサイユ宮殿

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当時のフランスの繁栄ぶりがうかがえる「王の中庭」(Fotos593 / Shutterstock.com)。

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全長73mの鏡の間(Takashi Images / Shutterstock.com)。

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夜間のライトアップ。

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王室礼拝堂。宮殿内で一番神聖な場所で、ここでルイ16世とマリー・アントワネットが挙式した(vichie81 / Shutterstock.com)。

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ルイ14世がその生涯を終えた「王の寝室」。

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豪華な装飾がふんだんにあしらわれた王妃の寝室(写真:walter_g / Shutterstock.com)。

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ヴェルサイユ宮殿で最も豪華な部屋といわれている「メルキュールの間」(S-F / Shutterstock.com)。

パリの南西22kmに位置し、フランス王ルイ14世によって建てられた、バロック建築を代表するヴェルサイユ宮殿世界一有名な宮殿といっても過言ではないこの宮殿は、1979年には「ヴェルサイユの宮殿と庭園」として、世界遺産に登録されました。

その歴史は、1624年にルイ13世が狩猟用の館をこの地に建てたことに始まります。ヴェルサイユ宮殿が現在のような姿になったのは、王朝の最盛期を築き、「太陽王」と呼ばれたルイ14世の時代。

フロンドの乱(※)での苦い経験からパリを嫌ったルイ14世はルーブル宮殿を離れ、自然豊かなヴェルサイユにある父の館の増改築に着手し、その意匠を王宮建築家たちに依頼したのです。宮殿の主要な部分の設計はジュール・アルドゥアン=マンサールが、内装はシャルル・ルブランが担当。宮殿の改築は1661年に開始され、49年もの歳月をかけて完成しました。

※フロンドの乱…1648~53年、ルイ14世と宰相マゼランの執政に反発した貴族層が起こした反乱。子どもが投石おもちゃ「フロンド」で遊ぶことに例えてこう呼ばれた。

ひとつの街のような大宮殿

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南花壇に広がる平面幾何学式庭園。

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見渡す限りに広がる庭園。手前には、ルイ14世が自らの象徴と崇拝する太陽神アポロンの幼少を物語る泉を作りたいという願望から生また「ラトナの泉水」(Takashi Images / Shutterstock.com)。

ルイ14世は宮廷と政府をヴェルサイユに移し、以降フランス革命勃発まで代々の国王が暮らしました。その広大な敷地内には、宮廷関係者約2万人1万4000人にものぼる従者兵士たちが住んでいたといわれており、まるで宮殿全体がひとつの街のように機能していたそう。

また、広さ約100万平方メートルの美しい平面幾何学式庭園は、「王の庭師」と呼ばれた天才園芸家、アンドレ・ル・ノートルによって造営されたもので、ルイ14世も自ら作業現場に足を運んでいたというこだわりの場所。王はこの庭園を民衆にも開放し、毎晩のようにバレエや舞劇などの祭典を催したといいます。

「朕(ちん)は国家なり」と称し、世界に覇を唱えるために国が傾くほどの富を投入して豪華で壮大な宮殿を築いたルイ14世。各地の王をヴェルサイユ宮殿に招き、貴族たちを宮殿内に移住させ、自然をも思いのままに造り変えてしまいました。

王の力を世界に知らしめるというルイ14世の思惑は、ヴェルサイユ宮殿において、見事に成功したのです。

マリー・アントワネットが宮殿で最も愛した場所

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庭園内に建つ離宮の、小トリアノン宮殿(Brian Kinney / Shutterstock.com)。

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「ル・アモー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の村里)」。

宮殿内には見どころも数えきれないほどありますが、オススメなのは、ルイ15世公妾のポンパドゥール夫人のために建てた小トリアノン宮殿。ヴェルサイユ宮殿の庭園内にある離宮のひとつで、外観は新古典主義建築で建てらており内装はロココ様式の最高峰とも評されています。

その後、ルイ16世王妃マリー・アントワネットに与えると、王妃は庭をイギリス式に造り変えル・アモー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の村里)」と呼ばれる自然を模した農村の小集落を造らせました。

宮殿での贅沢な生活に飽きた彼女は、この離宮でひとり静かに田園生活の風情を楽しんだそう。マリー・アントワネットが宮殿で最も愛した場所であり、その死後は、ここで彼女の幽霊に出会ったという目撃談が相次いだといいます。

DATA

◉アクセス:パリ市内からヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅まで列車で約40分、駅から徒歩10分。

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