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【世界のハーブ vol.3】アロエ

美容成分をたっぷり含んだ、利用価値の高い薬草

昔から「医者いらず」と呼ばれ、薬用として重宝されてきたアロエは、日本人にもなじみ深いハーブのひとつ。葉から出る汁の苦さから、アラビア語で「苦い」を意味する「アロッホ」名前の語源といわれています。肉厚の葉を持つ多肉植物で、南アフリカを中心に、マダガスカル島アラビア半島などに、約400種(諸説あり)が分布しているアロエ。数センチ~18メートルと大きさもさまざまですが、主にハーブとして使用されるのは、キダチアロエアロエベラの2種類です。

冬になると鮮やかな赤い花を咲かせるキダチアロエは、観賞用として広く普及している種。葉肉の汁は、軽いやけど虫さされに効く民間薬としても利用されています。

【世界のハーブ vol.3】アロエ01

キダチアロエの花。

一方のアロエベラは、古代エジプトの書物にも登場するなど、紀元前から薬として珍重されてきた種。葉肉は肉厚で苦味も少ないため、食用に用いられるほか、美肌効果保湿効果炎症を抑える効果があることから、さまざまな化粧品に配合されています。

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アロエベラの葉肉。

ちなみにクレオパトラは、このアロエベラの汁を体中に塗り、その美貌を保ち続けたともいわれているんです。

シロップやハチミツと合わせて食べやすく

アロエを食べる際に使うのは、透明なゼリー状葉肉部分。葉の皮をむいて熱湯にさっとくぐらせ、食べやすい大きさに切った葉肉は、刺身のほかサラダに加えて食べるのがおすすめ◎

また、砂糖レモン汁シロップ煮にし、ヨーグルトにあえればデザートにもなります。

【世界のハーブ vol.3】アロエ03

アロエの葉肉をハチミツとレモンでシロップ煮に。

肌のトラブルや血行促進に

【世界のハーブ vol.3】アロエ04

アロエ・ベラのエッセンシャル・オイル。

効能

▪アトピー
▪乾燥肌
▪肌荒れ
▪消化不良
▪やけど
▪便秘 など

化粧水に

アロエの葉肉アルコールをミキサーで混ぜ、グリセリンを加えたものを消毒した容器に入れて保存すると、自家製の化粧水として使えます。

石けんとして

トゲを落としたアロエの葉をミキサーで混ぜたものや、乾燥させた葉の粉末などを加えた手作り石けんは、美肌効果抜群。

【世界のハーブ vol.3】アロエ05

ハンドメイドのアロエ・ソープとクリーム。

肌トラブルの治療に

アロエの生葉をしぼった液、または細かく刻んだ葉患部に湿布すると、やけどすり傷日焼け虫さされほてりを抑えてくれる効果が。

【世界のハーブ vol.3】アロエ06

やけどの応急処置として。

入浴に

細かく刻んだアロエの生葉、または乾燥させた葉木綿の袋に入れたものを湯船に浸して入浴すると、血行が良くなり、体を芯から温めてくれるので、湯冷めを防ぐ効果があります。

【世界のハーブ vol.3】アロエ07

布袋で肌をマッサージしても◎

アロエの育て方

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スペイン・カナリア諸島のアロエベラ畑。

育てやすさ : ★★★☆☆
種まき : 4月~6月
花期 : 11~3月、
収穫 : 通年

▪寒さに弱いので、鉢植えにする
▪冬は屋内に取り込む
▪日当たりが良く、水はけの良い場所を好む
▪2年に1度植え替える

ABOUT THE HERB

和名 : キダチアロエ、アロエベラ
学名 : Aloe arborescens(キダチ) Aloe vera(ベラ)
分類 : ススキノキ科/多年草
原産地 : 南アフリカ、マダガスカルなど
草丈 : 15cm~1m
使用部分 : 葉(葉肉)
用途 : 料理、お茶、美容健康
効能 : 便秘改善、整腸、美肌、抗炎症など

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