一生に一度は見て見たい、神秘的な洞窟プール
メキシコ・ユカタン半島の石灰岩地帯に点在する陥没穴に、地下水が溜まってできた天然の泉、「セノーテ」。
ユカタン半島にある数千ものセノーテのなかから、特に絶景で知られるセノーテをよりすぐってご紹介!
後半戦、行ってみましょ~!!
6. セノーテ・サシ(Cenote Zaci)

mundosemfim / Shutterstock.com
ユカタン半島の2大観光地である、カンクンとメリダのちょうど中間地点にあり、チチェン・イッツァ遺跡のすぐ近くに位置する小さな町、バヤドリッド(バジャドリ)。
セノーテ・サシは、この町の中心部である広場から、ほんの数ブロック離れたところにあるセノーテで、水は澄んでいますが、深さが100m近くあるため、濃い緑色をしています。
街なかにあるためアクセスも簡単なほか、観光用に開発されているため、レストランなども併設されていて、家族連れにもうれしいセノーテです。
7. セノーテ・カバーニャス・スイトゥン(Cenote Cabañas Suytun)
バヤドリッド(バジャドリ)から車で15分ほどの場所にある、セノーテ・カバーニャス・スイトゥン。
このセノーテは、ドーム状の鍾乳洞に囲まれた空間の中にあり、まるで天然の室内プールのような雰囲気のなかで泳げます。
セノーテの中央に向かって伸びる歩道も整備されているので、中心に立って周囲の鍾乳洞を撮影したり眺めたりすることも◎
8. セノーテ・シケケン(Cenote X’kekén)
バヤドリッド(バジャドリ)から車で15分ほどの場所にある、セノーテ・シケケン。
次に紹介するセノーテ・サムラと隣接していて、同じチケットで入ることができます◎
深さの違いによって、エメラルドブルーからターコイズブルーに変化する美しい水が魅力的なセノーテで、洞窟を地下へ20~30mほど下ると、ぽっかりと開けた空間に現れます。
頭上には巨大な鍾乳石が、まるでシャンデリアのように無数に垂れ下がっているほか、洞窟の中ということもあって、コウモリがたくさん飛び交っておりますので、苦手な方はやめときましょう。
9. セノーテ・サムラ

legacy1995 / Shutterstock.com
さて、先ほどご紹介したセノーテ・シケケンの隣にあるセノーテ・サムラは、同じように洞窟の中にあるセノーテです。
しかし、その規模はセノーテ・シケケンの2倍以上!
キリスト教の大聖堂のように、天井に開いた丸い穴から太陽の光が差し込む様子は本当に神秘的です。
このセノーテ・サムラ、以前はその丸穴から水面近くまで垂れた木の根があり、さらにその雰囲気を神秘的にしていたんですが、残念ながら落雷で枯れてしまったそう。
数年後に訪れたら、また新しく伸びた根を見られるかもしれません。
10. セノーテ・スカンチェ(Cenote X’Canche)
セノーテ・スカンチェは、同じくバヤドリッド(バジャドリ)から車で30分ほどの近郊にある、エク・バラム遺跡の奥にあるセノーテです。
エク・バラムは、その規模こそ小さいですが、保存状態の良い神殿や彫刻が残っていて観光客も少ないため、ゆっくりと遺跡めぐりを楽しむことができる遺跡。このエク・バラムから1.5kmほど行ったところに、セノーテ・スカンチェはあります。
直径数十メートルはあろうかと思われる巨大な丸いセノーテで、周囲をぐるりと囲む木製の階段や、垂れ下がった植物のツタがまた雰囲気満点。
遺跡観光でかいた汗を気持ちよく流してくれます◎
11. セノーテ・クサマ(Cenote Cuzama)
メリダから車で約1時間の場所にある小さな村、クサマ。この近くには3つのセノーテから成るセノーテ・クサマがあります。
セノーテまでは、クサマ村の近くにあるこれまた小さな村チュンカナンまで車で移動し、そこからはトロッコ馬車に乗って向かいます。
密林の中に敷かれたレールの上を、馬に引かれながらのんびり移動する。
こんなレアな体験ができるのも、このセノーテの魅力のひとつですね!
3つのセノーテはそれぞれ難易度が違っていて、子どもでも簡単に行けるもの、少しだけ急な階段を下りて行くもの、そしてほぼ垂直のはしごを数メートルほど下りて行くものがあります。
どのセノーテも、美しく透き通ったサファイアブルーの水をたたえていて、飛び込み台から飛び込めば、深い青の世界に包み込まれるような不思議な感覚を味わえます◎