見た目の美しさも楽しめる、「インディアンのハーブ」

赤紫色のほか、白や黄色の園芸品種もある。
エキナセアは、中心部分が突き出たようなユニークな花の形と、美しい赤紫色が特徴的なキクの仲間。
かつて、アメリカ先住民の人々が解毒や炎症の治療に用いたことから、入植者たちに「インディアンのハーブ」と呼ばれていました。
エキナセアの主な効能としては、免疫力を高め、ウイルスや細菌の侵入を予防する効果が期待されており、欧米ではサプリメントなどに取り入れられています。
利用方法は、エキナセアの全草を乾燥させて砕き、ハーブティーにするのが一般的。
ですが、薬効成分が最も多く含まれる根も、煮出してうがい薬にすると、のどの痛みを抑える効果があるとされています。
また、夏から秋にかけて咲く花は、園芸やクラフトとしても楽しむことができます。

乾燥させたエキナセアの花。

乾燥させた根。
エキナセアのハーブティーは抗炎症効果が◎
エキナセアのハーブティーは、ほのかな草木の香りとマイルドな味わいが特徴。マイルドなので、ほかのハーブティーとのブレンドもおすすめです◎
効果としては、のどの炎症を抑えるほか、風邪やインフルエンザ予防、花粉症などのアレルギー症状にも効果があるといわれています。

エセナキアティー。
エキナセアの育て方

その容姿から「パープル・コーンフラワー」とも呼ばれる。
育てやすさ : ★★★☆☆
種まき : 3~4月
花期 : 6~9月
収穫 : 6~9月
▪半日以上日が当たる場所で育てる
▪冬は腐葉土などを盛り、凍結を防ぐ
ABOUT THE HERB
和名 :ムラサキバレンギク
学名 :Echinacea purpurea
分類 : キク科/多年草
原産地 : アメリカ北部
草丈 : 60~100cm
使用部分 :葉、花、根
用途 : お茶、健康、クラフトなど
効能 : 免疫力向上、抗炎症、抗ウイルス、発汗、抗アレルギー など