【世界のハーブ vol.10】オレガノのメイン画像

【世界のハーブ vol.10】オレガノ

世界最古の料理本にも登場する、重要なハーブ

【世界のハーブ vol.10】オレガノ01

オレガノの生葉と乾燥させた葉。葉は乾燥させるとより風味が増す。

地中海沿岸の山野に自生するオレガノは、古代ギリシャ語で「山の喜び」を意味する「オロス・ガノス」に由来します。

当時は幸せを呼ぶハーブとして、婚礼の際に新郎新婦がオレガノを編み込んだ冠をかぶる風習もあったほか、薬草としても珍重されました。

また、近縁種のマジョラムと似ていますが、マジョラムより生育が旺盛で丈夫なことから、「ワイルドマジョラム」という別名を持ちます。

現在は料理のスパイスとして、イタリア料理メキシコ料理を中心に広く利用されているオレガノですが、1世紀の古代ローマ時代に書かれた世界最古の料理本「アピキウスの料理書」では、“ソースを美味しくするスパイス”と記されていることから、当時から料理に使用されていたことがうかがえます。

殺菌効果にすぐれ、非常に強い独特の香りを持つことから、古代エジプトでは高貴な人のミイラを作成する際、シナモンやクミンなどのほかのスパイスとともに腐敗を防ぐ目的でも利用されていました。

また中世ヨーロッパでは、貴婦人たちが匂い袋や手を洗う水に入れて香りを楽しんだといいます。

トマト料理に欠かせないハーブ

【世界のハーブ vol.10】オレガノ02

羊乳から作るギリシャのフェタチーズ。オレガノ、オリーブオイル、トマトと合わせて前菜に。

オレガノは、イタリアギリシャなどの地中海地方の料理には欠かせないハーブのひとつで、特に、トマトケチャップ、トマトジュース、オムレツなどのトマト料理や、チーズと相性が良いとされています。

スパイスミックスとして

【世界のハーブ vol.10】オレガノ03

ピザやパスタの味のアクセントに最適。

【世界のハーブ vol.10】オレガノ04

インゲン豆、ひき肉、トマト、チリパウダーなどを煮込んで作る「チリコンカン」。

「ピザ・ハーブ」と呼ばれるほど、ピザには欠かせないスパイスとして知られるオレガノ。

また、メキシコ料理で多用されるチリパウダー(チリペッパーの粉末に数種類のスパイスを混ぜたもの)にも不可欠で、チリビーンズチリコンカンなどの料理には必ず使われます。

そのため、ほかのスパイスと混ぜ合わせて作ったスパイスミックスを常備しておくと便利です◎

ブーケガルニに

【世界のハーブ vol.10】オレガノ05

ローズマリー、タイム、オレガノ、パセリのブーケガルニ。

オレガノは、シソ科の植物特有の清涼感肉や魚の臭みを消すため、フランス料理でスープやシチューを調理する際に使うハーブの束、「ブーケガルニ」にも利用できます。

生のままでも乾燥させても使いますが、乾燥させた方が香りが強くなるので、用途に応じて使い分けましょう。

殺菌・消臭効果を生かしてドライフラワーに

【世界のハーブ vol.10】オレガノ06

乾燥させたオレガノの葉と花を詰めた匂い袋。

オレガノの花をドライフラワーにして、ブーケリースを作って飾れば、殺菌効果もあるインテリアに。

また、あえて掃除機の中に吸い込ませれば、ごみパックを殺菌・消臭してくれます◎

オレガノの育て方

【世界のハーブ vol.10】オレガノ07

花を咲かせたオレガノ。寒さと乾燥には強く、丈夫で育てやすい。

育てやすさ : ★★★★★
種まき : 3月中旬~4月、9月中旬~10月
花期 : 6~7月
収穫 : 3~10月

▪ 高い湿度が苦手なため、梅雨の時期や夏は枝をすくなど、風通しを良くする

▪ 鉢植えは根詰まりを起こしやすいため、毎年春に植え替える

ABOUT THE HERB

和名 :ハナハッカ
学名 :Origanum vulgare
分類 :シソ科/多年草
原産地 : 地中海沿岸
草丈 : 50~80cm
使用部分 :葉、花
用途 : 料理、お茶、美容健康、クラフトなど
効能 : 発汗、殺菌、老化防止、消化促進、鎮痛、消臭 など

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