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【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯1】リボンと結び目

世界中にたくさん存在する、幸運のしるし『ラッキーチャーム』。縁起が良かったり、ご利益があったり、魔よけになったり、その効用はさまざまです。

そんな数あるラッキーチャームのなかから、このシリーズでは形や自然現象などのモチーフをピックアップ!

今回は“リボンと結び目”をご紹介します。

「リボン」と「結び目」

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯1】リボンと結び目01

リボンは結ぶもの。何かと何かを結ぶものです。

その最初の形は、紐(ヒモ)でした。

当時は実用品として大活躍でしたが、時代が下るにつれ、装飾品としての様相が濃くなります。

さらには人と人との縁を結んだり、人と幸福とを結んだりする「ラッキーチャーム」とみなされるようになりました。

そして、そんなリボンを結んだあとにできるのが、結び目。ということで、こちらもラッキーチャームとなっております。

リボンのチャーム その1「ボンフィン教会のリボン」

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯1】リボンと結び目02

ボンフィン教会の前の柵は、訪れた人が願かけのために結んだリボンで埋め尽くされている(Cassiohabib / Shutterstock.com)。

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯1】リボンと結び目03

ブラジルバイーア州・サルバトーレにあるボンフィン教会

この教会は、ここで祈ればなんでも願いが叶う「奇跡の教会」と呼ばれています。

そんなボンフィン教会の外で売られているのが、「LEMBRANÇA DO SENHOR DO BONFIM DA BAHIA(ポルトガル語でボンフィンの神のお守り)」と書かれた、色とりどりのボンフィンのリボン(Fitinhas do Bonfim)

ミサンガの一種で、ブラジルのサッカー選手たちが身につけていることで、有名になりました。

その使い方は、手や足にボンフィンのリボンを2回巻き、願いを込めながら3つ結び目を作ります。そして、ボンフィンが切れたら願いごとがかなうとされています。

リボンのチャーム その2「水引」

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯1】リボンと結び目04

日本伝統のリボンといえば、「水引(みずひき)」

遣随使・小野妹子が持ち帰った随からの献上品が、赤と白の紐で結ばれていたのが起源と言われています。

2度とほどけないよう固く結ぶ「結び切り」は、2度あっては困る結婚祝いや弔事に。

出産祝いなど、何度あってもおめでたいことには「蝶結び」

用途によって、本数や色を変え、人とのご縁をつなげるため、慶事や弔事に使われる水引は、日本人に欠かせない縁起のお守りです。

リボンのチャーム その3「ヘラクレスノット」

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯1】リボンと結び目05

こちらは、古代ギリシャで人気だったという「ヘラクレスノット」。日本語だと「本結び」

その結び目の強さから、英雄・ヘラクレスの名が付けられました。そして、固い絆をイメージさせることから、結婚指輪のデザインとしても使われていたとか。

現代でも人気のデザインです◎

ラッキーチャームを見に行こう!

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯1】リボンと結び目06

中国・湖南(こなん)省長沙(ちょうさ)市にある、その名も「ラッキー・ノット・ブリッジ(幸運結人行大橋)」

2013年に完成した、鮮やかな赤色の歩道橋で、うねるリボンと結び目がイメージされた、びっくりするような斬新なデザインの橋です。

中国でも、結び目は伝統的に縁起物とされています。また、風水においても、リボンは愛情運アップのラッキーアイテム

このラッキーすぎる橋、なんとしても渡らなくてはいけませんね!

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