今回は、国内にいながらにして海外気分を味わえちゃうオススメのサービスをご紹介。
海外の人から直接本場の料理を習ったり、実際に現地に行っているかのようにVR(バーチャル)で旅行できたり、プチ・ホームステイで海外生活気分を味わったり、同時に外国語学習の実践の場として使ったりと、国内でできることも意外とあります◎
海外旅行だと、時間も予算も限られているぶん、有名な観光地だけをサラッと見て終わりというのがありがちなパターンですが、国内なら週末や祝日などを利用して、自分が興味のあることにじっくり時間をかけられるのも魅力。
いよいよ夏本番ですが、「海外旅行に行きたいけど、そんな時間もお金もありません」という、そこのアナタ!
今年の夏休みの過ごし方として、ぜひ参考にしてみてください◎
1. Tadaku(タダク)
2013年にスタートした「Tadaku(タダク)」は、日本国内に暮らす外国人の自宅で、外国人と会話を楽しみながら現地の料理を学ぶ料理教室。
このサービスを立ち上げたのは、東京在住のスペイン人Tao Romera Martínez(タオ・ロメラ・マルティネス)さん。
日本ではエンジニアとして働いていたそうですが、かつてフランスで生活していた際、さまざまな人にスペイン料理をふるまったことがきっかけで、日本でも母国の味を紹介したいと思ってこのサービスを立ち上げたといいます。
ヨーロッパをはじめ、タイやベトナム、インド、エジプト、メキシコ、キューバ、イスラエル、ケニアなどなど、世界70カ国以上のホストがそれぞれの母国料理を教えてくれます。
言葉についてはホストによってさまざまで、日本語や英語を交えてのレッスンになりますが、料理は言葉の壁を超えて楽しめるので心配ありません◎
また、作った料理を皆でおしゃべりしながら食べるのも楽しみのひとつ。
料金はクラスによって異なりますが、だいたい5000円台が基本。ここに材料費やドリンク代、レッスン費などがすべて含まれているのでお得ですね◎
2. nikikitchen(ニキズキッチン)
「旅をするような料理教室」がコンセプトの「nikikitchen(ニキズキッチン)」は、Tadakuと同様に外国人の自宅で料理を学ぶ料理教室ですが、Tadakuよりもう少し本格的な印象。
日本を含めた40カ国以上のホストが、毎日のごはんから、ヴィーガン料理や薬膳料理、そば打ち体験、保存食のワークショップなどなど、さまざまなレッスンを開催しています。
また、英会話も大事なポイントとなっていて、英語のみのレッスンや日本語のみのレッスンなど、希望に応じて選択できるのも◎
さらに、実際にホストの国に行き、ホームスティをしながら本場の料理を習える企画もあり、仲良くなった参加者同士で海外旅行に行き、現地の生活を生で体験できるというのも楽しそうです。
ちなみに、こちらも料金は5000~6000円代が一般的。材料費やレッスン費のほか、ウェルカムドリンクやお酒、食後のホットドリンクなども含まれています。
3. ブリティッシュヒルズ
神田外語大学・神田外語学院を運営する学校法人、佐野学園が設立した福島県にある語学研修施設「ブリティッシュヒルズ」。
「パスポートのいらない英国」というキャッチフレーズのとおり、イギリスをイメージした造りになっていて、およそ7万3千坪という広大な敷地には、中世英国様式で建てられた美しい建物が立ち並ぶほか、イギリス人スタッフも数多く在籍し、まるでイギリスにいるかのような感覚を味わえるようになっています。
その美しい景観や、インテリアにまでこだわったオシャレな雰囲気から、語学研修施設として以外に、リゾートホテルや結婚式場としても人気となっています。
そんなブリティッシュヒルズでは、英語レッスンを基本としたさまざまな体験型プログラムが充実。
カリグラフィーやブリティッシュクラフト、料理教室、アロマセラピーなどの気軽な日帰りプログラムのほか、1泊2日から参加できる本格的な英語研修「Highland Life」では、料理教室や講師同伴の食事、パブでの外国人との会話など、イギリス文化にどっぷりと浸りながら英語が学べます。
「いつもの旅行とはひと味違う体験をしたい」という方にもオススメな施設です◎
4. 米軍基地ホームステイ

Benny Marty / Shutterstock.com
日本国内にいくつかある米軍基地。ふだんなら一般人は入ることができませんが、最近はこのベースキャンプ内にある家庭でホームステイ体験ができるプランが人気となっています。
ベースキャンプ内に入ると、まるでアメリカの街並みのような雰囲気が広がっていて、住宅街のほか、スーパーマーケットやホームセンター、大型のショッピングセンター、ボーリング場、映画館などもあり、公用語ももちろん英語。
日本にいながらにして、本物のアメリカを楽しむことができます。
またホームステイ先の家庭では、アメリカンサイズの広々とした家で、ホストと一緒に料理を作ったり、ゲームをしたり、バーベキューやホームパーティーをしたりと、アメリカの生活を体験。
日帰りプランから数日滞在プラン、子ども向けのプランなど、各旅行会社によってさまざまなプランが用意されているので、目的に応じて選んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、基地内は日本ではなくアメリカになりますので、中に入るにはパスポートが必須。
内部はアメリカや米軍の法律や規定が適用され、単独行動などは制限されているので注意が必要です。
5. FIRST AIRLINES(ファーストエアラインズ)
東京・池袋にある「FIRST AIRLINES(ファーストエアラインズ)」は、「地上にいながら航空・世界旅行の体験を味わうことのできる、世界初のバーチャル航空施設」。
そのコンセプトのとおり、VR(バーチャルリアリティ)技術を使って海外旅行を疑似体験できる施設で、じっさいにエアバスで利用されていた座席を使用するなど、本物の飛行機内を再現した設備は臨場感満点。
さらに、座席は「ファーストクラス」と「ビジネスクラス」の2種類あり、ふだんはエコノミークラスしか乗れないという人にも特別感があります。
そして、元ファーストクラス・クルーの監修によって経験を積んだCAスタッフがサービスしてくれるという徹底ぶり。
機内アナウンスや機内販売、機内ドリンクサービスなどのほか、各目的地ごとに異なるメニューが、本格的なコースで楽しめる機内食サービスもあり、食事も含めて楽しめるのも人気の理由のひとつとなっています。
およそ100分ほどのフライト時間には、VRデバイスを使って旅先での臨場感ある体験ができるほか、現地との中継体験なども提供され、盛りだくさん。
現在のところ、選べるフライト先はハワイ(アメリカ)、パリ(フランス)、ローマ(イタリア)、ニューヨーク(アメリカ)、ヘルシンキ(フィンランド)の5カ所に加え、時空をタイムスリップしながら世界をめぐる「タイムスリップ便」が就航開始!
WEB上から実際の飛行機を予約するような感覚で事前に予約ができます◎
ちなみに、料金はビジネスクラスが5000円ほど、ファーストクラスが6000円ほどで、目的地によっての差はありません(2018年8月現在)。
身近な海外体験として以外に、VRという最新技術を体験する機会としてもオススメなサービスです!