海外のウェブサイトで紹介され、最近世界中で注目を集め始めている「ティムットペッパー(Timut Pepper)」という食材をご存知でしょうか?
ティムットペッパーは、ネパールに自生するスパイスの一種で、別名「ネパールペッパー(Nepal Pepper)」とも呼ばれています。
このティムットペッパー、今世界中から「気になるスパイス」として注目されていて、SNSでもレシピに取り入れてみた人が写真を投稿しているなど、その注目度の高さがうかがえます。
「ティムットペッパー」の特徴

ティムットペッパー。見た目は山椒(サンショウ)に似ています!
「ペッパー」と名は付きますが、香りはフルーティーで、グレープルーツやパッションフルーツなどの柑橘系にたとえて説明されることが多い、ティムットペッパー。
じつは、「山椒(サンショウ)」の仲間でもあるんです。
ですので、フルーティーな香りと共に、山椒に似た舌にピリピリくるような刺激的な辛さも持ち合わせている、とてもユニークなスパイスなのです。
「ティムットペッパー」の使い方
ティムットペッパーの料理での使い方としては、緑黄色野菜や白身魚、肉料理のシーズニングとして使う方法が、おすすめとして紹介されることが多いです。

鴨肉のローストにティムットペッパー入りのオレンジソースを添えて。

サケにティムットペッパーやガーリック、レッドペッパーなどのスパイスをかけてグリルに。
シンプルな調理法のひとつとしては、溶かしバターとあらびきにしたティムットペッパーを合わせてソースを作り、ゆでたジャガイモにかけていただく、という方法も。
いつもの「じゃがバター」にピリリとした風味が加わり、シンプルなレシピだからこそ、よりティムットペッパーの特徴が実感できそうですね◎
デザートとしては、チョコレートや柑橘系フルーツとの相性がとても良いそうです。
↑ フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」にティムットペッパーをかけて。
ちなみに、海外の人気ショコラティエも、このティムットペッパー入りのチョコレートを発表するなど、やはりその注目の高さがうかがえます!
海外では、フルーツ系のカクテルにティムットペッパーを2~3粒入れるだけで、香りが豊かになり新鮮な味わいになると評判で、オシャレなバーの人気メニューになっているそうです。

ジントニックに、レモンの輪切りとティムットペッパーをホールで加えてアレンジ。
また最近では、ティムットペッパー入りのビールが発売されたと話題にもなりました。いったいどんなフレーバーが楽しめるのか、興味がわきますね!
↑ ティムットペッパーテイストのビール。
「ティムットペッパー」の効能
ティムットペッパーの仲間である山椒(サンショウ)には、デトックス、冷え性改善、胃腸の機能向上、神経痛などに効果があるとされており、ティムットペッパーにも同様の効能があるのではないかと考えられています◎
↑ フランスで売られているティムットペッパーの容器。
日本ではまだまだ知られていないティムットペッパーですが、いち早くこのスパイスを取り入れて、世界最先端のトレンドフードを楽しんでみてはいかがでしょうか?