今では世界中で取り入れられている「風水」。中国4000年の歴史が培ってきた叡智の結集であり、幸せを運ぶメソッドとしても利用されています。
このシリーズでは、そんな風水の真髄が詰まった「風水アイテム」をご紹介していきます◎
今回は、「招財樹(しょうざいじゅ)」です。
財を招く木……「招財樹(しょうざいじゅ)」

翡翠(ヒスイ)の招財樹。
「招財樹」は、その名の通り”財を招く木”。別名「金のなる木」とも呼ばれています。
金運をアップする効果がある石、「風水石(ふうすいせき)」のさざれを”木の葉”に見立て、針金などを使い木の形に組み立てた、風水の縁起置物です。
見た目としては、とってもゴージャスな盆栽といったところでしょうか。
「招財樹」に使われる、金運UPの「風水石」とは??
金運をアップしてくれる「風水石」にはいろんな種類がありますが、なかでも有名な3つの風水石を紹介しましょう◎
1. 「ルチルクオーツ」
筆頭は、「ルチルクオーツ」。
水晶の中に針状の結晶が入り込んだ石で、「ルチル」は「金紅石(きんこうせき)」という鉱物のことです。
また、その金の針はキューピッドの矢に例えられ、「お金持ちと結婚できる石」とも言われています。
2. 「シトリン」
2つ目は、「レモン」のフランス語「シトロン」を語源とする、「シトリン」という石。
透明な水晶にごくわずかな鉄分が混ざったことで、こんなに鮮やかな黄色になりました。
その太陽の光を思わせる輝きには、お金を呼び寄せるパワーが秘められています。
3. 「タイガーアイ」
最後は、トラの目のように光る「タイガーアイ」。
独特の縞模様は鉄の酸化物でできたもので、変彩効果によって焦げ茶色から金色に輝きます。
「トラの目」は「心の目」とも言われ、着実な蓄財に効果的。お金に付いている邪気も祓うとか。
この3つの石のほかにも、水晶やローズクォーツ、アメジストなどの風水石を使った招財樹もあり、効果は開運全般だったり、恋愛運UPだったり、それぞれの石によって変わります。

いろんな石を使ったカラフルな招財樹。

ピンクの石が入って、花が咲いているように見える招財樹。
「招財樹」の置き方と使い方
「招財樹」は、その家の顔である玄関に置いておくと、金運を呼び込んでくれます。
ちなみに、枝の部分は針金でできているので、自由に動かせます。外に向けて枝を広げてあげましょう。
もしくは、金庫の上や、通帳などがしまってある場所に一緒に置くようにすると良いとも言われています。
「生きた招財樹」もある!?
1. 「金のなる木」
多肉植物に、その名も「金のなる木」という植物があります。
和名は「縁紅弁慶(フチベニベンケイ)」、英名は「ジェイド(翡翠)・プラント」、「マネーツリー」、「ダラー(dollar)プラント」。そして、花言葉はズバリ「一攫千金」。
ぷっくりとした葉がコインの形に似ていることから、このような名前が付けられたと言われています。
2. 「發財樹」
中国名で「發財樹」と呼ばれる、いかにも金運ご利益のありそうなこの木。
じつは、観葉植物でもおなじみの「パキラ」のこと。
名前には「財産を生み出す木」という意味があり、風水では部屋に置いておくだけで効果があるとされています◎
3. 「開運竹」
中国や台湾で「開運竹」と呼ばれて昔から親しまれている、「ミリオンバンブー」。金運が上がる縁起物として、今も変わらず人気の植物です。
日本でも最近、観葉植物としてよく見られるようになりました◎