世界中にたくさん存在する、幸運のしるし『ラッキーチャーム』。縁起が良かったり、ご利益があったり、魔よけになったり、その効用はさまざまです。
そんな数あるラッキーチャームのなかから、このシリーズでは形や自然現象などのモチーフをピックアップ!
今回は“サムシング・フォー”をご紹介します。
「サムシング・フォー」とは?
「サムシング・フォー(Something Four)」とは、直訳すると「4つの何か」。
その「”4つの何か”が幸せを呼んでくる」、というおまじないで、結婚式で花嫁が身につけるといいとされています。
この「サムシング・フォー(Something Four)」は、イギリスに古くから伝わる詩の一部が由来となっています。
その詩というのがこちら……。
「Something old, something new, something borrowed, something blue, and a sixpence in her shoe.(何か古いもの、何か新しいもの、何か借りたもの、何か青いもの、そして彼女の靴の中に6ペンスコインを。」
1. 「サムシング・オールド」=「何か古いもの」
「サムシング・オールド」は、「古い」と言っても、単に古いものではなく、受け継がれてきた歴史の古いものを身につけると、将来お金に困らないというおまじないです。
ヨーロッパでしたら、代々女主人に受け継がれてきた指輪、なんかになるのでしょうか◎
そんな由緒のあるものなんて家にありません! という場合は、お祖母さんかお母さんのアクセサリーなどでも、充分な御利益があるでしょう。
2. 「サムシング・ニュー」=「何か新しいもの」
結婚式が終われば、ふたりの新しい生活が始まります。
「サムシング・ニュー」とは、そんなふたりの幸せな新生活を祈って、何か新しいものを身につけるというおまじないです。
新調したものならなんでもOKなので、”ウェディングドレスを新しく!” なんていうのも前途洋々なカンジ。
そこまでは……という場合は、手袋やヴェール、下着、シューズ、ブーケなんかでもよさそうです◎
3. 「サムシング・ボロー」=「何か借りたもの」
「サムシング・ボロー」とは、自分より先に結婚した人から何か身につけるものを借りて、その幸せにあやかろうというおまじないです。
ということで、できれば幸せなご夫婦から何かを借りるのがいいですね◎
気兼ねのいらないハンカチや、髪留めピンなどでしたら、身につけることもできます。
4. 「サムシング・ブルー」=「何か青いもの」
「サムシング・ブルー」は、何か青いものを見えないところで身につけると、幸せになれるというおまじないです。
”見えないところ”というのがなかなかクセ者ですが、海外ではドレスの下に身につけるガーターベルト、日本では、結婚指輪の内側に青い石を入れ込むというのが主流です。確かに、これなら見えません♪
キリスト教において、「青」は「聖母マリア」を意味する色。清らかな花嫁に、幸せは訪れるのです。
5. 「6ペンスコイン」
サムシング・フォーは上記の4つですが、仕上げとして、詩の最後にある「6ペンスコイン」を、結婚式で履く靴の中に入れれば、幸せのおまじないは完了。
かつてのイギリスの硬貨である6ペンスコイン。現在は流通していませんが、インターネットなどで手に入れることができます◎
ラッキーチャームを見に行こう!
「サムシング・フォー」が結集する場所……それはやっぱり、「結婚式」。
そして、「海外結婚式」といえば「ハワイ」ですが、なかでもいちばん人気と言われるチャペルを紹介します◎
コオリナ・チャペル・プレイス・オブ・ジョイ(Ko Olina Chapel Place of Joy)
ハワイ屈指のロイヤルリゾート地にある、「コオリナ・チャペル・プレイス・オブ・ジョイ(Ko Olina Chapel Place of Joy)」。
ここは、夢のようなウェディングができると、日本の乙女たちの目を潤ませてきたチャペルで、2018年10月にリニューアルオープン予定とのこと。
純白のチャペルでの挙式は、これからの幸せを約束してくれそうです◎