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【イスラエル・パレスチナ】エルサレム「35億人があがめる 、3つの宗教の聖地」

歴史の波に翻弄され続ける街

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エルサレム東郊にある「オリーブ山」から望む、エルサレムの街並み。手前にあるのは墓地で、『旧約聖書』の「ゼカリヤ書」で、”最後の審判の日に神が立ち死者がよみがえる場所”とされているため、墓地が作られるようになった。

イスラエル東部、標高800メートルの小高い丘の上に築かれた街、エルサレム

その起源は、紀元前30世紀頃イェブスという部族が築いた街に始まります。

その後、長く激動の歴史を歩んできたエルサレムは、現在、イスラエルとパレスチナ自治政府がそれぞれ領有権を主張しており、今もなお複雑な領土問題を抱えています。

3つの宗教の聖地

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夕暮れのエルサレム。手前にはユダヤ教の聖地である「嘆きの壁」があり、そのすぐ上にイスラム教の聖地である「岩のドーム」が輝いている。

また一方で、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教という3つの宗教の聖地としても知られ、世界中から数多くの巡礼者が訪れています。

なかでも城壁に囲まれた旧市街には、貴重な史跡や古い街並みが残されているエリア。

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観光客でにぎわう、エルサレム旧市街のマーケット(Stanislav Samoylik / Shutterstock.com)。

特に、かつて古代エルサレムに存在したユダヤ教の礼拝の中心地「エルサレム神殿」を囲んでいた外壁の西側の部分は、「嘆きの壁」と呼ばれるユダヤ教の聖地に。

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「嘆きの壁」に向かって祈りをささげるユダヤ教徒。「嘆き」とは、神殿の破壊を嘆き悲しむために、残された城壁に集まるユダヤ人の習慣を表現している。

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「嘆きの壁」の隙間に挟まれた手紙。これは、ユダヤ人たちが神様にあてた「祈りの手紙」で、それぞれの願いなどが書かれている。

また、イエス・キリストが処刑された「ゴルゴタの丘」の跡地で、イエスの墓があるとされる「聖墳墓(せいふんぼ)教会」キリスト教の聖地に。

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「聖墳墓教会」の外観。古代ローマ皇帝コンスタンティヌス1世の命により、325年頃に、キリストの磔刑の場所である「ゴルゴタの丘」に教会が建てられることとなった。

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聖墳墓教会の内部。中央にある小さな聖堂が、イエスの墓とされている(Pavel Cheskidov / Shutterstock.com)。

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多くの人々が訪れる聖墳墓教会。内部は神聖な空気に満ちている(Rostislav Glinsky / Shutterstock.com)。

そして、7世紀に創建された「岩のドーム」は、イスラム教の聖地になっています。

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神殿の丘に建つ「岩のドーム」。7世紀末に完成した神殿で、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとって重要な「聖なる岩」をまつっている。

こうして3つの宗教の重要な聖地を抱えるエルサレムは、1981年に世界遺産に登録されました。

しかし、その翌年には政情不安から危機遺産に登録され、最も長い期間危機遺産に登録され続けている世界遺産となっています。

「ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)」を歩く

かつてイエス・キリストが処刑される際、十字架を背負いながらゴルゴダの丘まで歩いたという道「ヴィア・ドロローサ(Via Dolorosa、悲しみの道または苦難の道)」

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旧市街に貼られたヴィア・ドロローサの標識。道の始発点はエルサレム旧市街北東のイスラム教地区にある「ライオン門」付近で、終着点は旧市街北西のキリスト教地区の「聖墳墓教会」内にあるイエスの墓にあたる。

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毎週金曜日の午後3時(サマータイム期間は午後4時)になると、フランシスコ会の主催で大勢の巡礼者や観光旅行者が旧市街地の繁華街を練り歩く(Ryan Rodrick Beiler / Shutterstock.com)。

現地でウォーキングツアーに参加すれば、ガイドの説明を受けながら、当時のキリストが歩んだ道のりを歩くことができます。

DATA

◉ベストシーズン:4月~6月、9月~11月

◉アクセス:ベン・グリオン国際空港(テルアビブ)からシェルート(乗合タクシー)で約1時間。

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