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【世界の魔除け #3】インド編(前編)

世界には、地域民族宗教などに由来する、たくさんのお守りがあります。

多くは幸運のお守りで、金運や恋愛などに特化したお守りも見られます。

その中でも、今回は「魔除け」としての働きが大きいアイテムやノウハウを、ピックアップ。

目に見えない悪を退ける、さまざまな魔除けたちをご紹介します◎

今回はインド。さまざまな宗教や土着の文化が入り乱れ、魔除けもいろいろ。そのため、前後編でお届けします!

1. 純金

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花嫁衣裳と純金のネックレス。

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インドの新郎新婦。花嫁はゴールドで全身を飾る。

インドでは、女の子が生まれると、とにかく資産を貯めはじめます。結婚するときに、たくさんの持参金を持たせないといけないからです。

この風習は「ダウリー(ダヘーズ)」と呼ばれ、法律上では禁止されたのですが、現在も色濃く残っています。

そして資産といえば、インドでは「純金」がいちばん人気経済的価値はもちろんですが、その黄金色に魔除け効果があると考えられているためです。

2. コーラム

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カラフルに着色された砂で描かれたコーラム。

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地面にコーラムを描く女性。

「コーラム(kolam)」とは、南インド地方にみられる、色とりどりの美しい砂絵のこと。

この地方では、日の出前になると、ヒンドゥー教徒の女性家の玄関前に毎朝コーラムを描きます。

これは豊穣と幸せの女神・ラクシュミーに捧げる絵であり、同時に魔除けの役割もあります。また、描く文様は代々受け継がれたもので、コーラムは花嫁修業のひとつでもあるんだとか。

とても美しいので、思わずよけて歩きたくなりますが、踏まれるなどしてコーラムが消えるのは、かえって縁起が良いんだそうです。

3. ナヴァラトナ

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ジョーティッシュの周期表。

インドでは人生の節目を迎えたときに、「ジョーティッシュ(Jyotish)」と呼ばれる星占いをします。

この「ジョーティッシュ」でユニークなのが、”結婚相手を決める最終判断材料になる”という点でしょうか?

インドでは、ここがなかなかクリアできず結婚に至らないという話もあります……。

ところで「ナヴァラトナ(Navarathna)」とは、このジョーティッシュで使われる、9つの惑星に配当された9つの宝石の総称で、インドでは最高の魔除けとされています。

この9つの惑星と宝石とは、「太陽 → ルビー」「月 → 真珠」「水星 → エメラルド」「金星 → ダイヤモンド」「火星 → サンゴ」「木星 → トパーズ」「土星 → サファイア」

そこに、架空の惑星である「ケートゥ → キャッツアイ」と、「ラーフ → ガーネット」の2つが加わったものです。

4. チャンダナ

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チャンダナ(サンダルウッド、白檀)と、アーユルヴェーダで使われるチャンダナのパウダーを使ったペースト。

「チャンダナ(Candana)」は、サンダルウッドまたは白檀(ビャクダン)サンスクリット名

特に、インド南部の都市、マイソール産のチャンダナが高品質で有名です。

エキゾチックで深みのある香りを放つ香木で、仏像や仏具のほか、日本では仏壇にも使われます。

その香りは深いリラックス作用をもたらし、緊張や不安をやわらげ、過去の悪い念を断ち切ってくれるとされています。また、場を清める効果もあるとして、儀式や瞑想のときに使用されてきました。

5. メヘンディ

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花嫁の手に施された、細密なメヘンディ(ヘナタトゥー)。

【世界の魔除け #3】インド編(前編)08

花嫁の足にメヘンディを施す様子。染料が乾いてからふき取ると、タトゥーのように皮膚に色が定着する。

「メヘンディ(Mehndi)」の別名は、「ヘナ・タトゥー」染料になる植物「ヘナ」で描くタトゥーのことです。

この「ヘナ」は、幸運の女神・ラクシュミーが愛する植物。インドでは、邪悪なものを祓い、幸運を呼び寄せるために、ヘナでさまざまな模様を体に描きます。

特に、花嫁には必須! 結婚式を控えた花嫁には、時間をかけて体の広範囲に細かい模様が施されます。

「タトゥー」といっても1~2週間で取れますし、道端で手軽にできるので、旅行者にも人気なんだそう。 最近は日本でもよく見かけるようになりましたね!

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