「ガーデン・シティ」
マレー半島南端に位置するシンガポール。ほぼ赤道直下にある常夏の国であり、最も大きいシンガポール島を筆頭に、63の小さな島々で構成されています。
「シンガポール」という国名は、サンスクリット語で「獅子」を意味する「シンハ(siṃha)」に由来し、1965年に都市国家として独立して以来、東南アジアの流通・経済の中心地として今も急速な発展を続けている、アジア有数の近代国際都市です。
また、街には近代的な高層ビルが林立する一方で、数多くの南国の植物たちが街を彩り、「ガーデン・シティ」とも呼ばれる美しい街並みを誇ります。

「ガーデン・シティ」の名にふさわしい、緑にあふれたシンガポールの街並み。

異国情緒漂う、ブギスのアラブストリート。奥にはシンガポール最大の美しいイスラム寺院「サルタン・モスク(マスジッド・サルタン)」がそびえる。

中国グルメや土産店のほか、オシャレなカフェやバーなども集まる、シンガポールのチャイナタウン(f11photo / Shutterstock.com)。

シンガポールの見どころのひとつでもある、「リトル・インディア」のカラフルな建物。インド料理のレストランやインドの野菜を扱う市場、ヒンドゥー教の寺院、インド雑貨店など、エキゾチックな異国情緒を堪能できる。

シンガポールのシンボルである「マーライオン」。上半身がライオン、下半身は魚になっている(Boule / Shutterstock.com)。

1階から2階まで長い芝生が続く、「マリーナ・バラージ(Marina Barrage)」の公園。ここはギャラリーやレストラン、展望スペースなどを備えた観光スポットであるほか、マリーナ・ベイと海との水の行き来を制御する給水所・水路施設も兼ね備えている(IamDoctorEgg / Shutterstock.com)。
マリーナ・ベイに浮かび上がる、美しい夜景
なかでも、近年開発が進むマリーナ・ベイの夜景は特筆もの。

夕暮れのマリーナ・ベイ。左から、「マリーナ・ベイ・サンズ」、中央に花の形をした独特でモダンな建物内で、デザイン、科学、技術に関する展示を行う博物館「アート・サイエンス・ミュージアム」、世界最大級の観覧車「シンガポール・フライヤー」が並ぶ。
シンガポールのマスコット的存在でもある「マーライオン」をはじめ、世界最大の屋上プールである「インフィニティ・プール(Infinity pool)」や受賞歴のあるレストラン、さまざまなショッピングやエンターテイメントが集まる、シンガポール随一の5つ星リゾートホテル「マリーナ・ベイ・サンズ(Marina Bay Sands)」など、アジア情緒と近代建築が混在する唯一無二の絶景を堪能することができます。

マリーナ・ベイの夜景。写真右手はマリーナ・ベイ・サンズで、3棟のホテルが屋上の空中庭園「サンズ・スカイパーク」でつながった、ユニークなデザインで知られる。

マリーナ・ベイにオープンした広大な植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Garden By The Bay)」では、夜になると樹木をモチーフにした巨大な柱がカラフルに光り、印象的な夜景を楽しめる(Kanuman / Shutterstock.com)。
なかでもいちばんの人気の夜景スポットは、マリーナ・ベイ・サンズの空中庭園兼展望台「サンズ・スカイパーク(Sands Sky Park)」。
特にマリーナ・ベイ・サンズの宿泊客なら、優雅にプールで泳ぎながら究極の夜景を堪能することができます◎

マリーナ・ベイ・サンズの展望台「サンズ・スカイパーク(Sands Sky Park)」から眺めるシンガポールの夜景。

マリーナベイ・サンズ57階に設けられた「インフィニティ・プール(Infinity pool)」(Benny Marty / Shutterstock.com)。
DATA
◉ベストシーズン:2月~9月
◉アクセス:シンガポール・チャンギ国際空港から、タクシーまたはエアポートバスで30~50分。