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【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)

世界中にたくさん存在する、幸運のしるし『ラッキーチャーム』。縁起が良かったり、ご利益があったり、魔よけになったり、その効用はさまざまです。

そんな数あるラッキーチャームのなかから、このシリーズでは形や自然現象などのモチーフをピックアップ!

今回は “十字(クロス)” をご紹介します。

「十字(クロス)」とは?

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)01

キリストの磔刑図(アンドレア・マンテーニャ画、1459年)。

イエス・キリストが、エルサレム・ゴルゴダの丘で磔刑(たっけい)に処せられたのが、十字架でした。以降、キリスト教のシンボルとして定着しています。

そもそも十字は、キリスト教以前の旧石器時代から、世界や自然、生命力などを表す文様として使われてきた、人類と非常に付き合いの長いシンボルのひとつ

キリスト教のイメージが強いですが、宗教に関係なくしっくりくるのは、人類の歴史が込められているからなのかもしれません◎

十字のチャーム その1「ラテン十字」

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)02

ラテン十字をチャームにしたシルバーのネックレス。

「十字(クロス)」のなかでも日本でいちばんなじみ深いのが、この「ラテン十字」縦が横よりも長くなっている十字で、別名「ローマ十字」とも呼ばれます。

特に、アクセサリーのチャームとして、とてもポピュラーですね!

また、ヨーロッパの教会や聖堂のなかには、上から見たときに、このラテン十字の形になるように建てられているものが多いですし、縦横が同じ長さの「ギリシャ十字」の形に建てられている教会や聖堂もあります。

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)03

薬局のマークにも、ギリシャ十字が用いられている。

十字のチャーム その2「ケルト十字」

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)04

さまざまなデザインがある、ケルト十字。

「ラテン十字」に円を組み合わせたものを、「ケルト十字」といいます。

アイルランドからスコットランド周辺はケルト地方と呼ばれ、ケルトにおいて、「円」は太陽、永遠性、生命の流れを表すとされています(この考え方は世界中にあります)。

「ケルト十字」は、その考えにキリスト教の十字架が融合してできた十字といわれています。

タロット占いにも、カードの伝統的な並べ方のひとつに「ケルト十字・スプレッド」なんていうのもありますし、円の中に十字が収まっている「丸十字(太陽十字、サン・クロス)」は、地球の惑星記号でもあります◎

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)05

「ケルト十字・スプレッド」に並べられたタロットカード。

十字のチャーム その3「アンク十字(エジプト十字)

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)06

アンク十字をかたどったチャーム。

古代エジプトヒエログリフヒエラティック、デモティックと並んで古代エジプトで使われた3種のエジプト文字のうちのひとつ)で、「生命」表す文字を「アンク」といいます。

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)07

エジプトのカルナック神殿に刻まれた、アンクの文字。

「アンク」は十字の上に楕円が乗ったような形。そして「アンク十字(エジプト十字)は、そこにキリスト教の十字が融合して生まれた十字です。

「生命」を表すアンクに、「世界」を意味する十字が合わさった、無敵ともいえるチャームです。

ラッキーチャームを見に行こう!

【世界のラッキーチャーム・モチーフ ♯3】十字(クロス)08

ラリベラの岩窟教会群のひとつ、「ベテ・ギョルギア(聖ゲオルギウス聖堂)」。

キリスト教の広がりにともない、十字をかたどった建築物は世界各所で見ることができます。

もちろん、壮麗な教会や聖堂もとても魅力的ですが、大地のパワーとけがれのない宗教心を感じさせる建築が、エチオピア・ラリベラにあります。

世界遺産にもなっている11の岩窟教会群は、地下の岩盤を手作業で彫り抜いて造られたもの。特に、巨大な十字架をかたどった「ベテ・ギョルギア(聖ゲオルギウス聖堂)」は、圧巻のひとことに尽きる壮大さです。

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