クローゼットの中は洋服でパンパンになっているのに、いざ出かけようと思ったら「着ていく服がない!」なんてあわててしまうこと、よくありませんか? 計画性のない衝動買いなどの結果、クローゼットの中のアイテムのほとんどが、じつはふだんの生活において必要のないものである場合が多いと言われています。
そんななか、海外を中心にファッショニスタたちが実践している「カプセルワードローブ(Capsule Wardrobe)」という取り組みが、注目を集めています。
「カプセルワードローブ」とは?
「カプセルワードローブ(Capsule Wardrobe)」とは、カプセルのように小さなワードローブ(クローゼット)を目指して、手持ちのアイテムを厳選し、最低限のアイテムを上手に着回しながら、オシャレを楽しむというコンセプト。
アイテムを厳選することで、自分の好みがハッキリと分かるようになり、ムダなお買い物も避けられるという、賢いライフスタイル術なんです。
今回は、誰でも簡単に挑戦できる、そんな「カプセルワードローブ」のつくり方をご紹介したいと思います。
1. クローゼットの中のアイテムをすべて取り出す
自分の持っているアイテムを「可視化」するために、まずはクローゼットの中のアイテムをすべて取り出し、ベッドなどの平らな場所の上に乗せます。
そのなかから、ふだんよく使う主要アイテムとほとんど袖を通していないアイテムを、よく吟味しながら2つの山に分けていきます。
主要アイテムから外れたお洋服たちは、心を鬼にして(!)一気に処分してしまうか、収納箱に入れるなどして、クローゼットには戻さないようにしてください。
2. 主要アイテムで日替わりコーデをつくる
クローゼットに戻すアイテムを絞ったら、自分の典型的な1週間分のスケジュールをノートなどに書き出してみましょう。自分のリアルな生活習慣を知ることで、実際のライフスタイルに合ったコーディネートやアイテムを、簡単に見直すことができるようになります。
書き出したスケジュールをもとに、主要アイテムのなかから1週間分の日替わりコーデをつくってみます。
毎日の着回しローテーションを「目に見えるかたち」で把握しておくと、お出かけ前の準備もグッと短縮できますよ!
3. キーアイテムを色分けして整理整頓
主要アイテムに残すものは、基本的に、ベーシックなジーンズや、ホワイトのTシャツ、ストライプやドット柄などシンプルなデザインのブラウス、クルーネックやVネックのセーター、デニムジャケットやブラックのレザージャケット、ブラックのブーティなど、どんなオケージョンにも対応できるものがベスト。
また、黒、紺、白、ベージュ、グレーといったカラーは、お互いに相性が良く、コーディネートしやすい色だと言われているので、クローゼットの中心アイテムとしておきましょう。
厳選したアイテムをハンガーにかけてクローゼットに戻す際には、タイプ別、または色別に並べて整理することで、見た目もキレイで取り出しやすくなります◎
4. 季節ごとにカプセルワードローブを見直す
オールシーズンのアイテムをすべてクローゼットに入れると、再びクローゼットが満杯になってしまうという人は、季節ごとにグローゼットの中身を入れ替えてみてもいいかもしれません。
アイテムを見やすくすることで、管理がより簡単になり、朝の時短準備にも大活躍してくれます!