皆さん、「Pet Name(ペットネーム)」ってご存知ですか?
ペットネームは、「Terms of Endearment(タームス・オブ・エンディアメント)」とも呼ばれていて、親しい間柄で使われるような特別なニックネーム、または愛称のことを指します。
ペットネームは世界中に存在するそうですが、なかでもアメリカには多種多様なペットネームがあるんです。
「ハニー」や「ダーリン」といった言葉に聞き覚え、ありませんか? じつはこれもペットネーム!
今回は、そんなアメリカに根付いているさまざまな種類のペットネームについてご紹介します◎
「ペットネーム」はどんなときに使うの?
ペットネームは、主に家族(特に親から子ども)や友達、カップルなどの親しい間柄のなかで使われます。
旦那さんから奥さんに対して、「I love you, Honey(愛してるよ、ハニー)」というようなロマンチックな会話ではもちろん、お母さんから娘に対して、「Can you help me, Sweetie?(スウィーティー、ちょっと手伝ってくれない?)」というような日常の会話でも使われます。
また、ペットネームは、自分よりも年の離れた人や子どもたちを呼ぶときにも使われるため、親しい間柄だけにとどまらず、アメリカ(特に南部)では、街のお店でも、店員さんから「How are you, Honey?(ハニー、調子はどう?)」なんていうふうに声をかけられることもあるんです。
定番ペットネーム
アメリカの定番ペットネームといえば、「Sweetie(スウィーティー)」、「Sweetheart(スイートハート)」、「Honey(ハニー)」あたりでしょうか?
直訳すると、「Sweet」=「甘い/優しい」、「Honey」=「ハチミツ」。このように、アメリカでは愛を表現するために、相手を甘いものや可愛いものに例えて呼ぶことが多いのです。
そんなペットネームの歴史は意外と古く、「Honey」というペットネームは、14世紀頃から使われていたと言われています。
オールドファッション系ペットネーム
「Darling(ダーリン)」や「Dear(ディア)」、「Sugar(シュガー)」は、昔からあるオールドファッションなペットネームです。
特に、おじいちゃんやおばあちゃんが小さな子どもを呼ぶとき、こんなペットネームを使っているのをよく耳にします◎
スイーツ系ペットネーム
「Cupcake(カップケーキ)」、「Sweetie pie(スウィーティーパイ)」、「Honey bun(ハニーバン)」というように、相手をスイーツの名前で呼ぶこともできます。
カップケーキ、パイ、ハニーバンは、どれもアメリカの定番スイーツ。なんだかとってもアメリカらしい、キュンとするペットネームですよね◎

揚げたシナモンロールのようなアメリカのお菓子、「ハニーバン」(Keith Homan / Shutterstock.com)。
↑ アメリカのR&Bコーラス・グループ「フォー・トップス(Four Tops)」の名曲、“I Can’t Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch)”。この歌にも甘~いペットネームが登場します。
小さくて可愛い系ペットネーム
「Baby(ベイビー)」、「Bunny(ウサギ)」、「Angel(天使)」などは、小さくて可愛い印象ですよね!
これも代表的なペットネームです。彼女に使うのはもちろん、子どもに対しても使えます◎
見た目系ペットネーム
「Gorgeous(ゴージャス)」、「Cutie(キューティー)」、「Beautiful(ビューティフル)」、「Handsome(ハンサム)」、「Pretty(プリティー)」など、相手の見た目の特徴(特にイイところ)をペットネームにすることもできます。
こういう見た目系のペットネームは、言われたら誰もがうれしい、鉄板ペットネームでもあります!
アレンジ系ペットネーム
「Baby(ベイビー)」を短くして「Babe(ベイブ)」、「Honey(ハニー)」を短くして「Hon(ハン)」なんて呼ぶこともできます。
この2つは、特に若い世代に多く使われている、比較的新しいペットネームです◎
まとめ
さて、いかがでしたか? 今回ご紹介したペットネームは、数あるなかのほんの一部。地域や家庭によって、もっとたくさんのユニークなペットネームがありますし、自分でユニークなペットネームを考えてみるのもおもしろいかもしれません◎
アメリカの映画やドラマを観るとき、アメリカを旅するとき、ぜひ少しだけローカルの会話に耳を傾けてみてください。きっと、いろんなペットネームを使って会話していることに気づくハズです。
そして皆さんも、ぜひ自分の気持ちが伝わるような特別なペットネームで愛する人を呼んでみてください!
きっと、2人の仲が今よりもっともっと深まるハズ◎