【世界のハーブ vol.15】ガランガルのメイン画像

【世界のハーブ vol.15】ガランガル

独特な香りと辛味を持つ、ショウガの仲間

【世界のハーブ vol.15】ガランガル01

ガランガルの根茎。根茎は白っぽく、新ショウガに似ている。

ガランガルは、刺激的な風味と清涼感を持つショウガの仲間。インドや中国などでは、古くから胃炎や呼吸器疾患の薬として用いられていたといいます。

ちなみに、「ガランガル」と呼ばれるものには、「大ガランガル(Greatergalangal)」「小ガランガル(Lesser galangal)」の2種類がありますが、タイ料理の食材としてよく使われる、「カー」という名で知られているガランガルは、大ガランガルの方です。

主に利用するのは成長した根茎の部分で、ショウガほど土臭くなく、辛味と酸味、甘味を合わせた独特の風味から、肉料理や魚料理の臭み消しのほか、煮込み料理などに使われます。また、新ショウガのように若い根茎はそのまま生で食べるほか、新芽や花穂も生のままサラダとして食べたり、ゆでて食べたりすることもできます。

【世界のハーブ vol.15】ガランガル02

左から、生のガランガル、乾燥させたガランガル、乾燥させたのち粉末状にしたガランガル・パウダー。

辛味を生かしたエスニック料理に

ガランガルは、タイタイカレートムヤムクンのほか、インドネシアサンバルソース(チリペッパー、ガーリック、ガランガル、トマト、ライム果汁、魚醤、砂糖などで調味したチリソース)など、辛味を生かしたエスニック料理におすすめ。

ちなみに、ガランガルは家庭での栽培には向かないため、輸入食材店などで、生または乾燥したものを購入して使うといいでしょう◎

【世界のハーブ vol.15】ガランガル03

タイやラオスで食べられる、スパイスと酸味の効いたココナッツミルクのスープ「トムカーガイ」。「チキン・ガランガル・スープ」という意味で、ココナッツミルク、ガランガル、カフィアライム(コブミカン)の葉、レモングラス、トウガラシ、コリアンダー、フクロタケ、鶏肉、ナンプラー、ライム果汁などを使って作る。

【世界のハーブ vol.15】ガランガル04

「グリーンカレー」として知られるタイ料理、「ゲーン・キャオ・ワーン」。ガランガルをはじめ、数多くのスパイスやハーブをすり潰したペーストを炒めたのち、ココナッツミルクやナンプラー、砂糖、野菜、肉、エビや魚を加えて煮込んで作る。

【世界のハーブ vol.15】ガランガル05

インドネシアの料理「オポール・アヤム 」。鶏肉をじっくり煮込んで作るスープで、ココナッツミルク、ターメリック、クミン、ナツメグ、シナモンなどのスパイスのほか、ガランガル、カフィアライム(コブミカン)の葉、サラムリーフ、レモングラスなどのハーブを煮込んで作るため、カレーにも似ている。

【世界のハーブ vol.15】ガランガル06

インドネシア料理やマレー料理に用いられる辛味調味料「サンバル」。辛いものから甘いものまでさまざまな味があり、トウガラシ、タマネギ、ニンニク、ガランガルなどを基本に、塩、コショウ、トラシ(エビの発酵品)やトマトなど石臼で挽きペースト状にして、サラダ油で炒めたのち、酢やライムなどで香り付けして作る。インドネシアの食卓には無くてはならない存在。

【世界のハーブ vol.15】ガランガル07

ガランガルのハーブティー。のどの痛みなどに効果があるとされる。

ガランガルの育て方

【世界のハーブ vol.15】ガランガル08

タイのガランガル収穫風景。

【世界のハーブ vol.15】ガランガル09

鮮やかな赤い花を咲かせるガランガル。

育てやすさ : ☆☆☆☆☆

▪家庭での栽培には向かない

ABOUT THE HERB

和名 :ナンキョウ
学名 :Alpinia galanga
分類 :ショウガ科/多年草
原産地 : 中国南部
草丈 : 1~2m
使用部分 :根茎、花穂
用途 : 料理、お茶 など
効能 : 抗炎症、口臭予防、鎮吐、健胃、強壮、利尿 など

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