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【サンマリノ】「山頂に築かれた、世界最古の共和国」

世界で5番目に小さな国

イタリア半島中東部、ティターノ山の頂に築かれているサンマリノ。

周囲をイタリアに囲まれたこの国は、面積約61平方キロという、世界で5番目に小さな国であるとともに、現存する世界最古の共和国として、およそ1700年という長きにわたって独立を守り続けてきた要塞国家でもあります。

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山頂に築かれているサンマリノ。斜面に沿って、家々が密集して築かれている(Victor Maschek / Shutterstock.com)。

その起源は4世紀、ローマ帝国皇帝ディオクレティアヌスによるキリスト教徒の迫害から逃れてきた、ダルマチア地方(現在のクロアチア)の石工職人マリヌス(聖マリノ)が、仲間と共にティターノ山中にこもり、キリスト教の共同体をつくったことが始まりとされています。

ということで、サンマリノという国名は、この「聖マリノ」にちなんで付けられたものです。

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秋のサンマリノは紅葉に彩られ、さらに美しい(Leonid Andronov / Shutterstock.com)。

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雲の多い日は、まるで空に浮かんだ空中都市のように見える(Oleg Proskurin / Shutterstock.com)。

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夜になるとライトアップされ、さらに雰囲気が増す(Madrugada Verde / Shutterstock.com)。

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11世紀に建てられた第1の砦グアイタへと続く城壁。3つの城砦のなかで最も古い歴史を持つ(Mikhail Bakunovich / Shutterstock.com)。

そして、標高約740メートルの山頂に位置する首都サンマリノの街並みは、11~15世紀に築かれたもの。中世の姿を今にとどめる旧市街をはじめ、この国を長年守り続けてきた難攻不落の3つの砦、「グアイタ」、「チェスタ」、「モンターレ」が今も残り、2008年には、「サンマリノの歴史地区とティターノ山」として、世界遺産に登録されました。

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中世の面影を色濃く残すサンマリノの街並み。

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城壁沿いのカフェでは、のんびりとお茶を楽しみながら、絶景を眺められる(John_Silver / Shutterstock.com)。

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土産物店やカフェが軒を連ねるサンマリノの旧市街。1日で見て回れる規模で、散策にも最適(Zhukov Oleg / Shutterstock.com)。

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サンマリノの中心に位置するリベルタ広場。その中央に建つ「自由の女神(la statua della liberta’)」像は、イタリア・カッラーラの大理石を用い、イタリアの彫刻家ステファノ・ガッレッティが作ったもので、長きにわたって民主・中立・自由を重んじてきたサンマリノのシンボルとされている(SimoneN / Shutterstock.com)。

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伝統的な制服に身を包んだ、サンマリノの衛兵。サンマリノ政庁前で、春から夏にかけて30分ごとに行われる衛兵交代式は、観光の目玉となっている(Steve Allen / Shutterstock.com)。

また、見晴らしの良い山頂に位置する首都サンマリノは、その素晴らしい眺望で知られています。展望広場や砦からは、眼下に広がる美しい街並みと、紺碧のアドリア海を見渡すことができます。

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ティターノ山のふもとと首都サンマリノを結ぶロープウェー。

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サンマリノから望む美しい景色。

DATA

◉ベストシーズン:5月~9月

◉アクセス:ローマからリミニまで列車で約4時間、そこからバスで1~1時間半。

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