代表的な日本食のひとつである、「スシ(寿司)」。日本では「にぎり寿司」や「巻き寿司」などが定番で、最近では世界中で人気となっていますが、海を渡った先で、もはや”新しい食べ物”と言ってもいいほど、寿司が独自の進化を遂げているということを、ご存知でしょうか?
その代表格とも言えるのが、「アメリカン・スシ・ロール」。
アメリカで「スシ」といえば、ノリが裏巻きされた巻き寿司に、ソースがかかったものが定番! こうしてアメリカナイズされた巻き寿司、アメリカでは「Sushi roll(スシロール)」と呼ばれているんです。
ちなみにアメリカのスシ人気は衰えることを知らず、今では全米で4000以上の寿司店があるとのこと。
今回は、そんなアメリカン・スシ・ロールのなかでも、現地で特に大人気のスシ・ロール・メニューをご紹介します◎
1. カリフォルニア・ロール
まずは、定番の「カリフォルニア・ロール」から!
”アメリカにおけるスシの歴史は、カリフォルニアから始まった”とも言われており、なかでも「カリフォルニア・ロール」は”アメリカン・スシ・ロールの先祖”とも言える存在で、最近では日本のお寿司屋さんでも見かけるようになりましたね!
アボカド、カニカマ、エビの天ぷらなどを裏巻きして、外側にトビコやゴマをつけているものが多いです。
2. スパイシー・ツナ・ロール
「スパイシー・ツナ・ロール」は、マグロとアボカドを巻いたものなのですが、タイ原産かつアメリカの定番激辛ソースとなっている「シラチャー・ソース」に、マヨネーズを使っているのがポイント!
辛くてクセになる、大人気のスシ・ロールです!

アジア系移民から広まったという「シラチャーソース」。いろんな種類があり、日本でも Amazon などのネットショップや、輸入食材店などで購入可能!(Julie Clopper / Shutterstock.com)
3. レインボー・ロール
こちらは、マグロ、サーモン、エビ、アボカドなどを、ノリの代わりのように外側に巻いた、カラフルな「レインボーロール」。
見た目もキレイで楽しいですし、ひと皿でさまざまな味が楽しめるのが魅力です!
4. ドラゴン・ロール
こちらはウナギを外側に巻いた、その名も「ドラゴン・ロール」。言われてみれば、ウナギとドラゴン、少し似てるかも……。
じつはウナギの蒲焼きに使う甘いタレは、海外でもウケが良いらしく、このドラゴン・ロールもアメリカでよく目にしました。アレンジとして、ウナギの代わりにアボカドで巻いているドラゴン・ロールなんかもありましたよ!
5. ディープ・フライド・スシ・ロール
最後はなんと、巻き寿司そのものを丸ごと揚げてしまったというスシ・ロールです。なんという発想……。
筆者はアメリカン・スシ・ロールのファンなのですが、初めてこのスシ・ロールを見たときは、さすがに仰天しました(笑)。日本人として認めたくない、という気持ちもありましたが、じっさいに食べてみたところ……くやしいですが、美味しかったです……。
日本オリジナルの「ナポリタン・スパゲティ」を食べたイタリア人も、こんな気持ちになるのかもしれませんね(笑)。
日本でも食べられる、「アメリカン・スシ・ロール」!
日本でも最近じわじわと浸透しつつある、アメリカン・スシ・ロール。じつは、アメリカに行かずとも日本国内で食べることができるんです!
1. うらまきや【東京・麻布十番】

公式HP より。
麻布十番にある、「うらまきや」。ランチは1000円前後とリーズナブル!
2. SUSHI51【神奈川・座間】

公式HP より。
こちらは、神奈川県座間市にある「SUSHI51」。アメリカで修行を積んだオーナーが作る、本格的なアメリカン・スシ・ロールがいただけます!
3. 手作りしちゃう!
おいしくて、しかもインスタ・ジェニックでもあるアメリカン・スシ・ロール。「パーティーで作ってみたい!」という方は、ぜひ手作りにチャレンジしてみではいかがでしょう?