充電するために、1人になる時間が誰にでも必要なの。
by グレース・ケリー( Grace Kelly )/ 女優、モナコ公妃
↑ 気品に満ちた容姿が「クール・ビューティー(cool beauty)」と賛美された、グレース・ケリー。
ハリウッドの人気女優だったグレース・ケリー。モナコ大公と恋に落ち、スターの座を捨てて公妃に。
彼女の人生はシンデレラ・ストーリーそのものだけれど、じつは影も……。夫との不仲説やアルコール依存症だという噂が、ハリウッドやモナコ国内でまことしやかに流れていたのです。
そんな報道や批判に苦しんだ彼女が大切にしたのは、自分の時間。「1人で散歩するのが大好き。セラピーのようなものよ」と語っていたそう。
「エネルギーが不足しているかも……」と思ったら、1人で過ごしてみて。
原文: One needs to be alone, to recharge one’s batteries.
Profile
↑ 結婚式でのレーニエ大公とグレース・ケリー。結婚式の様子はヨーロッパ諸国で生中継されるなど、大きな話題を呼んだ。
1929年、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。1982年没。
1949年20歳のときに舞台『父』でブロードウェイ・デビューし、その後映画にデビュー。映画監督アルフレッド・ヒッチコックのお気に入り女優で、『ダイヤルMを廻せ!』、『裏窓』、『泥棒成金』などの作品でヒロインをつとめている。
ヒッチコックがグレース・ケリーを評して「Grace Kelly is a snow covered volcano.(雪に覆われた活火山)」と述べた逸話は、とても有名。
プライベートでは、カンヌ映画祭で出会ったモナコ大公レーニエ3世と1956年に結婚し、人気絶頂の最中に映画界を引退。結婚後は3人の子どもに恵まれ、公妃としても病院を設立したり、自身の名前を冠したバレエ学校を支援するなど精力的に活動した。
長女の妊娠中、そのことをマスコミに悟られないよう、カメラを向けられた際、エルメスのバッグ「サック・ア・クロワ」でお腹を隠したことによってこのバッグが有名になり、その後「ケリーバッグ」と改名された。
出典:『Be yourself あなたのままでいられる80の言葉』 長坂 陽子著(メディアソフト)

『Be yourself あなたのままでいられる80の言葉』 長坂 陽子著(メディアソフト)
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