ダイエット効果に優れた、甘酸っぱくみずみずしい香り

ルビー種のグレープフルーツ。「ピンク・グレープフルーツ」とも呼ばれ、酸味が少なく甘いのが特徴。

マーシュ種のグレープフルーツ。「ホワイト・グレープフルーツ」とも呼ばれ、ピンク系よりも酸味が強い。
1750年代、カリブ海に浮かぶ西インド諸島の島国、バルバドスで初めて発見されたグレープフルーツ。
ブンタンとオレンジが自然に交配したもので、その後1800年代にアメリカに伝わると、ブドウ(グレープ)のように実を付けることからこの名前が付けられました。
19世紀後半までは、主に観賞用として栽培されていたグレープフルーツですが、現在は食用として、生食のほかにジュースやジャムなどに加工されています。

生で食べると、甘さや酸味のほかに、ほろ苦さがあるのが特徴。この苦味が苦手という人もいて、生食の際に砂糖をまぶして食べる場合もある。

グレープフルーツの果汁を絞って、ジュースとして飲むのも◎

グレープフルーツとローズマリーを使った、ジン・ベースのカクテル。夏に飲むとすっきりリフレッシュできる。

ミネラルウォーターにグレープフルーツを漬けた「デトックスウォーター」。

グレープフルーツにショウガとハチミツを加えたスムージー。

グレープフルーツ、エビ、アボカド、キュウリ、ハーブをあえたサラダ。

半分に切ったグレープフルーツにハチミツとタイムを載せてグリルした、ベイクド・グレープフルーツ。
また、グレープフルーツの果皮から抽出される精油(エッセンシャルオイル)は、アロマセラピーや化粧品、香水の成分など、幅広い用途で使用されています。
なかでも、グレープフルーツの果皮に含まれる香り成分「リモネン」は、交感神経を刺激して体脂肪を燃えやすくする働きがあり、ダイエット効果についても注目されています。
グレープフルーツの精油はどう使う?

グレープフルーツの精油。
効能
▪うつ
▪肥満 など
ダイエットに
グレープフルーツの果皮から抽出される精油(エッセンシャルオイル)は、甘酸っぱくリフレッシュする香りが特徴。
体脂肪の燃焼を増進させ、ホルモンの分泌を促す効果があるので、入浴時に使うとより効果的です。
ただし、柑橘系のオイル特有の 光毒性 があるため、外出先で使用する際はじゅうぶん注意しましょう。
グレープフルーツの育て方

グレープフルーツの木。ブドウのように、房状に実がなるのが特徴。
育てやすさ : ★★★★☆
植え付け : 3~4月
花期 : 5~6月
収穫 : 12~1月
▪冬は北風の当たらない、日当たりの良い場所に植える
▪アブラムシなどに注意する
ABOUT THE HERB
和名 :グレープフルーツ
学名 :Citrus paradisi
分類 :ミカン科/常緑樹
原産地 : 西インド諸島
草丈 : 5~6m
使用部分 :果実、果皮
用途 : 料理、美容健康、お茶、クラフト など
効能 : 抗うつ、免疫力向上、風邪予防、強壮、美肌、殺菌 など