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国際結婚あるある!~体感温度の違い編~

国際結婚生活のなかで、「文化の違い」がたびたびケンカの火種になることはありますが、なかでも大きな衝突の原因のひとつのなるものが、「体感温度の違い」です。

国際結婚に限らず、男女の体感温度にはもともと違いがあると言われています。一般的に、男性は女性よりも筋肉質な体格のため、代謝が早く体の中で熱をつくりやすくなっていますが、女性は男性よりも筋量が少ないので、代謝も低く体温が低めです。

このような生理的機能の違いから、「暑がりの男性」と「寒がりの女性」という構図ができあがり、オフィスの冷房設定温度などでも攻防戦が繰り広げられることがよくありますよね?

さらには、欧米人とアジア人のあいだにも体感温度の違いがあると言われており、なかでも「欧米人の夫」と「日本人の妻」という組み合わせになると、体感温度の開きがかなり大きいのではないかと考えられています。

今回は、イギリス人と国際結婚し、夫の国で暮らす筆者が実感する「国際結婚あるある!」のなかから、そんな“体感温度の違い問題”についてお話ししたいと思います!

我が家の「空調攻防戦」

国際結婚あるある!~体感温度の違い編~01

夏の短いイギリスでは、現在でもエアコンがほとんど家庭に普及しておらず、冷房はなく(セントラルヒーティングなどの)暖房機能のみしか設置されていません。

おかげで、自宅において室内温度の設定を争う夫婦ゲンカは最少限に抑えられているものの、旅行先などで泊まったホテルに冷房があった場合は、例外なくモメています(笑)

イギリス人の夫によると、夏の間の理想の室内温度は「19℃」だそうで、ホテルに泊まるとエアコンの冷房温度をすぐに19℃に下げてしまいます。

キンキンに冷え切った室内に耐えきれず、私がコッソリと冷房の温度を上げると、数分後には「暑い暑い!」と言って再び温度を下げてしまう夫。

ホテルにいる間、私たちはひたすら温度を上げたり下げたり……。終わりのない攻防戦を繰り広げることになるのです。

暖房を入れる時期も議論に

国際結婚あるある!~体感温度の違い編~02

セントラルヒーティング(ボイラーなどの1カ所の給湯器熱源装置から、暖房が必要な各部へ熱を送り届ける暖房の方式)の暖房設備が整っているイギリスでは、一度暖房を入れてしまえば、家じゅうどの部屋も暖かく、冬でも過ごしやすいといえるでしょう。

しかし問題なのは、「いつごろから暖房を入れるか?」ということ。

イギリスでは、多くの家庭が11月中旬頃から暖房を入れはじめるようですが、セントラルヒーティングを温めるための肝心のガス料金(電気料金)が高いため、1日じゅうつけっ放しにしているというお宅は少ないようです。

とはいえ、夜になると10月でも気温が10℃以下に下がる日も多いですし、11月に入ると真冬並みの気温の日も多いイギリスだけに、筆者としてはできるだけ早く暖房を入れてほしいところ。

けれどここでも、イギリス人夫と日本人妻の「寒さ基準」が異なるため、暖房をつけるタイミングさえも激しい議論を巻き起こしてしまうのです。

欧米人と日本人の体温が違うって本当!?

国際結婚あるある!~体感温度の違い編~03

欧米人と日本人の体感温度の違いは、私たちの体温の違いに関係しているのではないか、と考えられます。

以前、筆者が38.5℃ほどの熱を出したときのことです。関節の節々が痛むほどの熱で、日本では「高熱」の部類に入ると思うのですが、なんとNHS(イギリスの公的医療機関)のホームページよると、38℃台は「微熱」との記載が……。

39℃台になってはじめて「高熱」になる目安となっており、日本での認識とは1℃ズレた感覚に驚かされました。

それもそのはず、イギリス人の平熱は37℃台が一般的だというのです!

日本では「36℃台が平熱」、「37℃からは微熱」と考えるのが一般的ですので、このことからもイギリス人の体温が日本人よりも高いことが分かります。

イギリス人と日本人の体感温度の違いにも、平熱の高さの違いが大きく影響しているのは間違いなさそうですね!

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