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【世界の官能名画美術館〈番外編 3〉】西洋画の中の日本と、ジャポニスム的エロス

西洋の美の歴史は、つねに性愛とかかわるものでした。あまたの巨匠たちが性を想起させ、異性を誘惑する魅惑の肉体を備えたヌード画を描き、究極の美を追求してきたのです。

このシリーズでは、世界に名だたる西洋絵画の巨匠たちと、彼らが究極の美を追い求めて描いた名画をご紹介していきます◎

誰もが知る名画には、いったいどんなエロティシズムが隠されているのでしょうか?

今回は番外編、第3回。東洋の神秘に新たな美を求めていった西洋の画家たち。「オリエンタリズム」「オリエンタリスト」(東洋趣味)と呼ばれた東洋趣味の画家たちとともに生まれ、我らが日本に影響を受けた潮流「ジャポニズム」(日本趣味)のなかに描かれたエロスについて、ご紹介したいと思います◎

西洋が描いた日本の女性たち

19世紀後半、オリエンタリズムと時代を同じくして、フランスを中心にもうひとつの異国に影響された作品群が制作されました。

それがいわゆる、「ジャポニスム」(日本趣味)です。

明治時代の開国以来、日本を訪れる海外の政府高官や商業関係の人間たちが、本国に持ち帰るようになった日本の文物や写真、浮世絵・春画などが、パリで流行。

とりわけ日本の繊細な調度品や、独自の空間描写が特徴の「浮世絵」は、西洋の画家たちに新たなインスピレーションを与えたのです。

たとえば、ゴッホによる『名所江戸百景』の模写や、クロード・モネの着物を着た少女が非常に有名であり、ドガを初めとした画家の色彩感覚にも影響を与えました。

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歌川広重の浮世絵(左)と、ゴッホによる模写(右) 、1887年。

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クロード・モネ作『ラ・ジャポネーズ』、1876年、油彩、キャンバス、231.8 × 142.3 cm、ボストン美術館所蔵。

なかには日本に憧れ、実際に訪れて細やかで愛らしい日本人女性に魅了された画家もおり、そうした画家たちは、しばしば独自のエロティシズムで日本を表現しています。

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「日本の女性」、1890年頃、鉛筆・紙、50.8×36.2cm、マサチューセッツ、スターリング&フランシーヌ・クラーク美術館所蔵。アメリカの画家ロバート・フレデリック・ブルーム(1857-1903年)が描いた、日本人女性。

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「浴室のラ・ジャポネーズ」、1864年、油彩・カンヴァス、208×124cm、ディジョン、ディジョン美術館所蔵。フランスのジャポニスムの画家ジェームス・ティソ(1836-1902年)が描いた、着物を着た女性。顔立ちや体つきは、西洋人のようでもある。

出典:『世界の官能名画―光と闇に彩られた官能絵画の祭典』(メディアソフト)

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『世界の官能名画―光と闇に彩られた官能絵画の祭典 』(メディアソフト)

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