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【チェコ】プラハ城「”百塔の街”を象徴する、世界最大のお城のひとつ」

チェコの首都であるプラハは、尖塔が多くあることから「百塔のプラハ」とも称される美しい街です。

そんなプラハの旧市街に建つプラハ城は、かつてボヘミア国王や神聖ローマ帝国皇帝の居城となったお城。世界で最も大きい城のひとつでもあり、1992年には「プラハ歴史地区」の一部として、世界遺産に登録されました。

「百塔の街」

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オレンジ色の屋根や色とりどりの外壁が美しい、プラハの街並み。その街を見下ろすようにして、プラハ城が建っている。

「黄金の都」や「千年の都」と称されるチェコの首都、プラハ。1346年、ボヘミア王カレル1世が神聖ローマ帝国の皇帝に選ばれてカール4世となると、プラハは神聖ローマ帝国の首都として栄えました。

そんなプラハには、今もなお歴史的建造物が立ち並び、中世から時の流れが止まったような古くからの街並みがよく保存されています。

なかでも世界遺産に登録されている旧市街は、11~18世紀にかけて建てられた建物が多く残り、多くの尖塔があることから、「百塔の街」とも呼ばれています。

プラハ城の歴史

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ライトアップされたプラハ城。まさに、おとぎ話に出てきそうな美しさだ。

プラハ旧市街を流れるヴルタヴァ川のほとり、フラチャニの丘の頂にそびえるプラハ城は、チェコの象徴ともいえる巨大なお城。

9世紀末、ボヘミア公ボジヴォイ1世によって建てられたとりでに端を発し、その後増改築が繰り返され、14世紀にボヘミアの黄金時代を築いた神聖ローマ皇帝カール4世によってゴシック様式で再建されると、その後城塞として強化されました。

高さ約100メートルの尖塔を備えた外観は圧巻で、繊細かつ複雑なステンドグラスは見事のひと言。

城内には各時代ごとに異なる建築様式で造られた建物が点在し、ロマネスク様式やゴシック様式、バロック様式などの建物が一堂に会しています。

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9世紀に建設された「旧王宮」内にある、「ヴラディスラブ・ホール(Vladislav Hall)」。縦62メートル、横16メートル、高さ13メートルのゴシック様式の大きなホールで、当時は舞踏会やマーケット、宴会など、いろいろな歓楽が行われた。特に、天井部分に施された「リブ・ヴォールト」と呼ばれる装飾が美しい。(Heracles Kritikos / Shutterstock.com)

プラハ城の見どころ

特に、プラハ城内にあり、ゴシック建築の代表格と称される「ヴィート大聖堂」は、最大の名所。チェコ最大の教会で、ヴィート大聖堂内には歴代ボヘミア王が埋葬されています。

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プラハ城内にある聖ヴィート大聖堂のファサード。ゴシック様式の見事な装飾が施され、中央に配された巨大なバラ窓は圧巻だ。

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聖ヴィート大聖堂で最も有名な場所として知られる、聖ヴァーツラフ礼拝堂。(Ozen Guney / Shutterstock.com)

また、現在プラハ城の一部にはチェコの大統領府が置かれており、ボヘミア国王の宝冠などが保管されています。

そのほかの大部分は一般に公開されており、敷地内の建物には「国立ボヘミアバロック博物館」、「国立歴史博物館」、「プラハ城絵画美術館」といったいくつもの博物館があり、見どころは尽きません。

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プラハ城内にある「黄金の小路」。ここには16世紀から城の狙撃兵と職人が暮らしていたが、その後18世紀から19世紀にかけては無断で人が住みつき、その後はチェコの有名な芸術家たちが暮らしていた。特に、「22番」の家(写真左下の青い壁の家)には詩人で作家のフランツ・カフカが暮らし、執筆を行っていたことでも知られている。

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プラハ城で毎日正午に行われる衛兵交代式。観光客スレスレの場所で行われる交代式は、圧巻の迫力。(Ekaterina Kondratova / Shutterstock.com)

プラハの見どころ「カレル橋」

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プラハ城へとつながる、夕暮れのカレル橋。

プラハを流れるヴルタヴァ川に架かる「カレル橋」は、幅約10メートル、長さ500メートル以上という大きな橋。カール4世の治世下にあった1357年に建設が始まり、1402年に完成しました。

15連のアーチが美しい、プラハ最古の石造りの橋として知られており、欄干には30体の聖人像が並んでいます。

また、日中は多くの露店が並んで観光客でにぎわい、日が落ちて美しくライトアップされた姿も情緒豊か◎

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カレル橋にある30体の聖人像のひとつ、聖ヤン・ネポムツキー(ネポムクのヨハネ)の像。聖ヤン・ネポムツキーはボヘミアの守護聖人として崇敬されており、台座部分のレリーフに刻まれた聖人をなでると、幸運が訪れると信じられている。

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多くの露店や観光客などでにぎわう、昼間のカレル橋。橋を守るために建てられている3つの橋塔のなかでも、写真にある旧市街側の橋塔は、ゴシック様式の傑作として知られている。(Patryk Kosmider / Shutterstock.com)

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美しくライトアップされた夜のカレル橋は、非常にロマンチック。右奥にはプラハ城も見える。

DATA

◉アクセス:ルズィニェ空港からプラハ市内まで高速バスで約20分、市内からマロストランスカー駅まで列車で約10分、駅から徒歩約10分。

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