【中国の秘儀・風水アイテム 其の六】元宝(げんぽう)

今では世界中で取り入れられている「風水」中国4000年の歴史が培ってきた叡智の結集であり、幸せを運ぶメソッドとしても利用されています。

このシリーズでは、そんな風水の真髄が詰まった「風水アイテム」をご紹介していきます◎

今回は、中国のかつてのお金でもある、「元宝(げんぽう)」というアイテムです。

中国の昔のお金、「元宝(げんぽう)」

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当時使用されていた銀製の「元宝(銀錠)」。(パブリック・ドメイン)

「元宝(元寶、げんぽう)」とは、中国において、元の時代から中華民国初期まで使われていたお金。

銀の元宝が多く流通していたことから、別名を「銀錠(ぎんじょう)」といい、形が馬のひづめに似ていることから、日本では「馬蹄銀(ばていぎん)」と呼ばれています。

元宝は、銀の価値を重さ(大きさ)で判断するための「秤量(しょうりょう/ひょうりょう)貨幣」で、大きいほど高額になります。

政府が発行する正式な貨幣ではなかったのですが、貨幣の種類や価値が混乱する時代のなか、信用できる「銀」を日々の取り引きで使用するために作られたといわれています。

元宝は大口の取り引きで使われることが多く、庶民にとっては憧れの象徴。そんな歴史から、「金運のシンボル」として風水アイテムの仲間入りをしました。

風水アイテムの「元宝」は、”銀”じゃなくて”金”

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風水アイテムの「元宝」。

もともとの元宝は銀が主流でしたが、風水アイテムの元宝は「金色」! とにかく金色!!

「金運そのもの」、という扱いです。じっさいに、「金製の元宝」もあります。

こうした大小さまざまな元宝を、自宅に置いたりお財布に入れたりして身近に持っていると、金運が上がるとされています。

また、金運アップの風水三大アイテムである、「龍亀(ロングイ)」・「貔貅(ヒキュウ)」・「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」と一緒に置いておくと、相乗効果が得られるそう◎

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とにかく金色!!!

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大きさは、大小さまざま。

「紙の元宝」もあります

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お墓の前で紙の元宝と紙銭を燃やす様子。(Vmenkov

中国には、死んだあとの世界でお金に困らないようにと、「紙銭(しせん、冥銭)」というお金(本物ではありません)を死者にお供えして燃やす習慣があり、神様へのお賽銭としても使われます。

もちろん、この紙銭用として使用する「紙の元宝」もあり、折り紙で立体的に作ることができます。「千羽鶴」のように、たくさん折るほどにご利益がいただけそうです。

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元宝の形をしたお香も、風水で使用される。

「元宝」は食べることもできる!

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餃子。中国では、餃子といえばこの「水餃子」がメイン。

さて、なんとこの「元宝」は、食べることもできます! というのも、庶民のおかずである「餃子(ギョウザ)」は、元宝がその形の元になっているから。

中国の東北地方では、餃子は年越しから新年(旧正月。「春節」といいます)にかけて食べる、縁起のいい食事。「年が変わる」という意味の中国語「交子」の発音が、「餃子」と同じというのがその由来です。

その餃子の形は、元宝が元なのですから、「餃子をたくさん食べるほどお金持ちになる」と信じられているのです。

また、当時は餃子の中に硬貨を入れたものを混ぜて、いちばん最初に硬貨を見つけた人がお金持ちになるという、「餃子占い」も楽しんだとか◎

より元宝に似せた、その名も「元宝餃子」という餃子もあります。ちょっとシュウマイみたいかも。

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色も形も元宝そっくりな「元宝餃子」。

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