【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー

マリー・アントワネットも愛した、宝石のような青い花

【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー01

コーンフラワーの花。もともとは麦畑などに多い雑草だったが、園芸用に改良され、今では紫や白、桃色などの品種がある。

トウモロコシ畑やムギ畑でも元気に育つことから、その名が付けられた「コーンフラワー」。

和名の「ヤグルマギク(矢車菊)」が表すように、矢車のような形の美しい青い花を咲かせることで知られ、ドイツやマルタ、エストニアの国花にも採用されているハーブです。

コーンフラワーの歴史は古く、古代エジプト時代にはすでに魔よけや薬用として利用されたほか、収れん作用や、消炎作用に優れていることから、せき止めなどに用いられていました。

また、ツタンカーメン王の墓からも発見されており、3000年以上を経てもなお、その青い花色があせていなかったといいます。

18世紀のフランス王妃マリー・アントワネットは、コーンフラワーの模様をあしらった洋食器をデザインするなど、この花をこよなく愛したことでも知られています。

【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー02

乾燥させたコーンフラワーの花。まったく色あせることがない。

【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー03

鮮やかな青い花は、部屋に飾っても◎

【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー04

コーンフラワーとデイジーのリース。ちなみに、ツタンカーメン王の棺の上にはコーンフラワー、ハス、オリーブなどで作られた花輪が載せられていたという。

コーンフラワーのハーブティー

【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー05

コーンフラワーのハーブティー。

コーンフラワーのハーブティーは、単体で淹れると美しい青色のハーブティーになりますが、香りや味がほとんどないため、紅茶とブレンドするのが一般的。

風邪やインフルエンザによるのどの痛みがあるときや、免疫力が低下しているときに飲むと、より効果的だとされています。

【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー06

紅茶の茶葉と混ぜた、乾燥させたコーンフラワーの花びら。

【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー07

紅茶とコーンフラワーのブレンドティー。

コーンフラワーの育て方

【世界のハーブ vol.21】コーンフラワー08

鮮やかな青い花色が花壇を彩ってくれる。

育てやすさ : ★★★★☆
植え付け : 9~10月
花期 : 5~7月
収穫 : 3~7月

▪肥料を与え過ぎると茎が伸び、倒れてしまうので注意する
▪過湿を嫌うため、風通しを良くする

ABOUT THE HERB

和名 :ヤグルマギク
学名 :Centaurea cyanus
分類 :キク科/一年草
原産地 : ヨーロッパ南東部
草丈 : 20~90cm
使用部分 :葉、花
用途 : 料理、お茶、美容健康、クラフト、染料 など
効能 : 抗炎症、眼精疲労の改善、収れん、利尿、強壮 など

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