現在はアジアの航空会社で客室乗務員(CA)としてお仕事中の筆者。いつもは日々のフライトで経験した、CAならではのウラ話をお届けしていますが、今回は【番外編】として、アメリカ留学時代の経験談をご紹介中!
これまで2回にわたって海外暮らしで特に問題になる、海外のシェアハウスでの外国人ルームメイトとのトラブルについてお伝えしていますが、今回はさらにその続きのお話。
ベラルーシ人、メキシコ人、韓国人、ベネズエラ人と一緒に暮らした結果、色々と問題が勃発したのですが、じつはその後も私のルームメイト問題は続いたのです……。
これから海外留学や海外移住をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!
つかの間の楽しい生活

メンバーしだいで、天国にも地獄にもなるシェアハウス。
前回お伝えしたベネズエラ人カップルの家から引越した後、友達4人で一軒家を借りて住むことになった筆者。
メンバーは日本人2人、台湾人、韓国人の4人で、もともと仲の良かった子たちなので、共同生活中はお互いの国の料理を作り合ったり、誕生日のサプライズ・パーティーをしたりと、留学中で最も楽しく過ごせたルームメイトでした。
しかし、そんな楽しい暮らしはまたもや終わりを迎えます。
4人のメンバーのうち韓国人の子の帰国が決まり、新しくその子の友達の韓国人が入居することになったのですが、この子がまたなかなか問題アリな子だったのです……。
「韓国人」のルームメイトとペットの「シーズー」

シーズーは定期的なお手入れが不可欠なのに……。
新メンバーとなる韓国人の子は、犬(シーズー)を飼っていました。
そもそも4人で共同生活をする際、筆者ともうひとりの日本人の子も同時期にチワワを飼い始め、ほかのルームメイトもみんな犬好きということで、新しく家族が増えるのを楽しみにしていたのです。
ところが、この韓国人の子はシーズーのしつけをちゃんとしていなかったようで、どこでもトイレをしてしまう犬だったのです……。
筆者の部屋の前や、ルームメイトのバスマットの上、廊下、階段などなど、本当にどこにでも! しまいには、台湾人の子がシーズーが家の中にしたウンチに気づかず、踏んでしまったこともありました(笑)
また、シーズーは毛が長く伸びる犬種で手入れが必要なのですが、ペットサロンに連れて行かなかったため、毛が絡まり毛むくじゃらになっていて、伸びたお尻の毛にウンチが絡まって残ったまま、肛門が腫れてしまっていたこともありました。
韓国人の子はそのことにも気付いておらず、見かねた筆者たちがシーズーを洗い、ウンチも取ってあげました。そのときはなんとも、犬がかわいそうでたまりませんでした……。
後日談ですが、その子が韓国に帰国した際、結局そのシーズーは連れて帰らず、アメリカにいる友達に引き取ってもらったそうです。
「立つ鳥跡を濁しまくる」

アメリカの大きな一軒家は、カーペットの張り替えだけでもひと苦労!!
その後、筆者を含め数人が同時期に帰国することになり、この家をみんなで退去したときのこと。廊下のカーペットの一部が、20センチ四方ほどの正方形に切り取られているのが見つかったのです。
当初、いったいなぜこんなことになったのか見当もつきませんでしたが、その理由は韓国人の子が部屋を出た後に解明されました。
彼女の部屋のカーペットに、アイロンを置いて焦げてしまった跡があったのです。
どうやら彼女は証拠隠滅のため、廊下のカーペットを切り取って自分の部屋の焦げた部分と張り替えようとしたけれど、何かの理由で結局は断念したもよう。
彼女に問い詰めてみたものの、もちろん認めることはなく、真相は分からないままでした。
そのほかにも、シーズーが残したオシッコやウンチのニオイ、シミもありましたし、家じゅうすべてのカーペットを張り替えて退去するハメになり、予定外の出費となりました……。
まとめ

一緒に暮らす前に、事前に契約書を交わしておくのもアリかも。
後日、最初のルームメイトで、その韓国人の子を紹介してくれた友人にこの話をしたのですが、友人としては何の問題もない子だったようで、話を聞いたその子もビックリしていました。
2年半の留学生活のなかで、いろんな国籍の子たちとシェアハウスをしましたが、やはり「他人と一緒に住むのは難しい」と改めて感じました。
たとえ日本人同士だったとしても問題はあるでしょうし、さらに国籍が違うとなると、ますます難しくなるのでしょう。
当時は大変な思いをしましたが、一方ではいい人生経験と勉強にもなりましたし、今では笑い話にもなっています◎ そして「英語の勉強」という点では、上達したと思いたいです(笑)
これから留学や移住、お仕事などで海外に行き、誰かと暮らすことがあれば、ぜひルームメイト選びは慎重になさってくださいね!