”外国人旅行者のバイブル”とも言われるガイドブック、「lonely planet(ロンリープラネット)」。日本人が「るるぶ」や「地球の歩き方」を持ち歩くように、海外の旅行者はこの「ロンリープラネット」を持ち歩いています。
前回、そのロンリープラネットが選んだ「2019年に行くべき地域」第1位として、イタリア・ピエモンテ州についてご紹介しましたが、今回は、ロンリー・プラネットが選んだ「2019年に行くべき国」。
その栄えあるNo.1に輝いたのは、スリランカでした!
でも、「スリランカ」と言われても、地理的な位置や見どころなどをすぐに思いつくのは難しいですよね? 「インドの近くだったとは思うけど、あまりなじみもないし……。」といった方も多いのでは?
ということで今回は、現在大注目の国、スリランカの基本情報や見どころを【前後編】でお届けしたいと思います!
そもそも、「スリランカ」ってどんな国?

伝統的な漁法で釣りをする人々。
インドの南側に浮かぶ島国スリランカは、日本の東北地方よりやや大きい程度という小さな国。「スリランカ」とは「光り輝く島」という意味で、古代から仏教国家として栄えてきました。
成田から週4便の直行便が出ており、フライト時間も約9時間と、”ものすごく遠い国”というわけではありません◎
5月~10月は天候が荒れやすい「モンスーン(季節風)シーズン」にあたり、10~11月は北部や西部で雨季に入りますので、スリランカのベストシーズンは1~3月となります。春休みの旅行先にピッタリですね◎

スリランカ最大の都市でかつての首都だった、コロンボの美しい街並み。
小さいけれど、見どころ満載の「スリランカ」!
ビーチ、グルメ、冒険、大自然、癒し、世界遺産が揃った、魅惑の国・スリランカ。
続いては、それぞれの見どころをひとつずつ紹介していきます!
1. ビーチ
島国であるスリランカには、たくさんのビーチ・リゾートがあります。
特に南西部には「ゴールデン・ビーチ」と称されるリゾートエリアがあり、百数十キロにわたって続くビーチに、高級ホテルが点在しています。
レストランや商業施設も充実していて、リラックスできること間違いなし◎

リゾート気分を満喫できるビーチ。

美しい夕焼けがロマンチックなビーチリゾート「マウントラビニア」の風景。
2. グルメ
豊かな自然に囲まれ、おいしい食材の宝庫でもあるスリランカ。
インドと近いこともあってカレー料理がメインですが、野菜の旨みがたっぷり溶け込んだカレーに加え、最近世界中で注目を集めている「スリランカ・カニ料理」に代表されるシーフードや、さまざまなデザートなど、おいしいグルメがたくさん楽しめると評判なんです◎

身がたっぷりで味も濃いと評判の、スリランカのカニ料理。

外はパリパリ、中はモチモチのクレープに似た料理「エッグホッパー(ビッタラ・アーッパ)」は、朝ごはんに◎
ちなみに、スリランカのかつての国名は、「セイロン」。そう、有名な紅茶「セイロンティー」は、スリランカで作られているのです!

紅茶畑で葉を摘む、スリランカの女性たち。
なかでも、イギリス統治時代に始まったアフタヌーン・ティー文化は、観光客に大人気。
有名なセイロン紅茶を飲みながら、日本ではなかなか手が出せない高級ホテルでのアフタヌーン・ティーが、お手頃価格で楽しめると評判です◎

紅茶の加工工場では、テイスティングも楽しめる。

イギリス式アフタヌーンティー。
『ロンリー・プラネット』が選ぶ、「2019年に行くべき国」No.1に輝いた、魅惑の国「スリランカ」。
【後編】は、コチラからどうぞ◎