【中国の秘儀・風水アイテム 其の八】三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)

今では世界中で取り入れられている「風水」中国4000年の歴史が培ってきた叡智の結集であり、幸せを運ぶメソッドとしても利用されています。

このシリーズでは、そんな風水の真髄が詰まった「風水アイテム」をご紹介していきます◎

今回は、見た目がすごい「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」というアイテムです。

見た目はちょっとアレですが……

【中国の秘儀・風水アイテム 其の八】三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)01

見た目は「ザ・カエル」な三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)。

「蟾蜍(センジョ)」とは、ヒキガエルのこと。「ガマ」とも言います。そして「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」とは文字どおり、前足2本に後ろ足1本の、3本足のヒキガエルのことで、「青蛙神(せいあじん)」と呼ばれることもあります。

風水アイテムの三脚蟾蜍はヒキガエルそのままの姿で、きらめく古銭や「元宝(げんぽう)」などの上で古銭をくわえており、後ろ足は尾のような感じでくっついています。

【中国の秘儀・風水アイテム 其の八】三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)02

尻尾のように見えるのが、1本の後ろ足。

【中国の秘儀・風水アイテム 其の八】三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)03

小さいサイズなら、可愛げが少し増します。

【中国の秘儀・風水アイテム 其の八】三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)04

子どものカエルを背負った三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)。パワーもより増しそう。

風水では「龍亀(ロングイ)」・「貔貅(ヒキュウ)」と並ぶ、金運アップの霊獣なのです。

「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」のパワー

【中国の秘儀・風水アイテム 其の八】三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)05

モンスター感がハンパありません。

「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」には、3本の手足で財宝をかき集めては飲み込み、後で吐き出す習性があるとされています。

もともとは、悪さをする妖怪だったのですが、劉海(りゅうかい)という仙人に金貨で釣り上げられていさめられ、飲み込んだ財を、貧しい人々に分け与えるようになったとか。

見た目はちょっとアレですが、そんな三脚蟾蜍ですので人気が出て、金運アップの風水アイテムに抜擢されたと思われます。

「青蛙神(セイアジン)」のパワー

【中国の秘儀・風水アイテム 其の八】三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)06

見た目は三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)とほぼ変わりません。

「青蛙神(セイアジン)」とは、「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」と同じ3本足のヒキガエルなのですが、こちらは妖怪ではなく、金運をもたらす縁起のいい霊獣とされています。

この「青蛙神(セイアジン)」にも、仙人に金貨で釣り上げられ、その金運パワーを人々のために使うように諭されたという逸話があり、三脚蟾蜍と同一か、または後に同一視されるようになったと思われます。

「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」の置き方

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タイの店先に置かれた三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)。日本で言うところの「招き猫」的存在でしょうか?(PiercarloAbate / Shutterstock.com)

「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」は財をかき集めて飲み込むので、日中は玄関や窓の方を向けて置きましょう。そして、財を飲み込み終わる夜には、屋内で吐き出してもらわねばならないので、家の中心に向けます。

会社や店舗でも置き方は同じで、最後に帰る人が建物の内側を向かせるとよいでしょう。

ちなみに、「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」を置いてもどうも金運ご利益がないように感じたら、もともとのご主人様である劉海仙人の教えを思い出してもらうために、「劉海仙人到(りゅうかいせんにんとう)」と言い聞かせると、”財を集め吐き出す”という役目を思い出すとされています。

日本にもいた!

【中国の秘儀・風水アイテム 其の八】三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)08

カ……カワイイ!!! 急に可愛さが爆発した、「三足の蛙」の香炉。困ったような表情といい、背中に乗せたネズミといい、キャラクター大国・日本のアレンジはさすがです。(清課堂HPより)

人気の武将・織田信長は、芸術を愛する人としても有名。そんな信長のコレクションに、「三足の蛙(みつあしのかえる)」という香炉があります。

この香炉は、「本能寺の変」(1582年、京都本能寺に滞在していた織田信長を、家臣の明智光秀が謀反を起こし襲撃した事件)の前夜、異変を知らせるかのように突然鳴き出した、という逸話のある香炉です。

現在は本能寺の「大寶殿宝物館(だいほうでんほうもつかん)」に展示されており、レプリカが文鎮として販売されています。

中国から伝わった「三脚蟾蜍(サンキャクセンジョ)」が元になっているのですが、アイテムとして比べるとかなりカワイイ見た目なので、”飾るならコッチ”という選択もアリですね!

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