世界中にたくさん存在する、幸運のしるし『ラッキーチャーム』。縁起が良かったり、ご利益があったり、魔よけになったり、その効用はさまざまです。
そんな数あるラッキーチャームのなかから、このシリーズでは形や自然現象などのモチーフをピックアップ!
今回は、「ハロウィン」に続く特別編! 「クリスマス」のシンボルをご紹介する第2弾です◎
クリスマスのチャーム その5「天使」
”クリスマスツリーの飾りつけは、天使が行っている”と、言われています。その目的はもちろん、キリストの誕生を祝うため!
ちなみに、クリスマスツリーに「銀の糸」をかけることがあるのですが、この銀の糸は「天使の髪の毛」を象徴しているんだとか。
クリスマスのチャーム その6「キャンディケイン」
「キャンディケイン(candy cane)」とは、赤と白のストライプがかわいい、アルファベットの「J」をひっくり返した形をしたキャンディのこと。
「キャンディの杖」を意味する名前のとおり、18世紀中ごろのドイツで、羊飼いの杖の形をした白いキャンディがクリスマスに食べられていたのが由来とされています。
ちなみに、「J」の形は”「Jesus(キリスト)」の頭文字だから”とも言われていて、2色のうち「赤」は「キリスト血と愛」を、「白」は「純潔」を表すといいます。
クリスマスのチャーム その7「クリスマスリース」
クリスマスシーズンになると玄関のドアに飾られる「クリスマスリース」。花や葉を環状につなげたものが、「リース(wreath)」。始まりも終わりもないその形は、「永遠」を象徴します。
邪気を払う魔除けであり、豊作祈願の意味もあるとか。日本の正月飾りの円松やしめ縄と同じような意味が込められています。
クリスマスのチャーム その8「ヒイラギ(柊)」
「ヒイラギ(柊)」は冬でも葉を落とさない木で、北欧では「高貴な木」とされています。また、葉の縁にあるトゲから、「キリストの冠」や「受難」を表し、赤い実は「キリストの血」を表します。
ですが、キリスト教が広まる以前から、ヒイラギは世界各地で魔除けの力があるといわれてきた木でもあります。
クリスマスのチャーム その9「リンゴ」
「幸福」や「生きる喜び」の象徴である「リンゴ」。リンゴは長期保存ができ、昔の人々にとっては貴重な食べ物でした。
そのため「自然からの贈り物」とされ、神への捧げものとしてクリスマスツリーに吊るしていたそうです。
ということで、ツリーによく飾られる丸くて赤いオーナメントボールは、「リンゴ」を表したものなんだそう。もともとは赤一色でしたが、今ではさまざまな色のオーナメントボールが使用されています。
クリスマスのチャーム その10「ツリートップスター」
クリスマスツリーのいちばん上に飾られる星は、英語で「ツリートップスター(Tree Top Star)」と呼ばれます。
この星は、キリストの誕生を告げるために空に現れたという、「ベツレヘムの星」を表したもので、「未来と希望」を象徴しています。

イタリア・フィレンツェの画家ジョットによる「東方三博士の礼拝」。この絵のなかで、「ベツレヘムの星」は空に現れた彗星として表されている。(パブリック・ドメイン)
聖なる夜に輝く星は、「幸せ」の象徴でもあるのです。
クリスマスのチャーム その11「ベル」
クリスマスのモチーフとしてはもちろん、クリスマスソングにも欠かせない「ベル」。
これらのベルは、キリストの誕生を喜び、世界中に知らせるために鳴らされたという「天使のベル」や、魔除けの意味もある「聖なるベル」を表しています。
なかには、クリスマスソングの代表である「ジングルベル」から来ているという説も!
ソリを引くトナカイや馬に付けられたベルも、クリスマスをお祝いしているものです。