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【ワイワイ・タイ日記 vol.12】海外の育児事情!「タイと日本の子育ての違い」とは?

タイの首都バンコク近郊に住み始めて10年。いつか日本に帰ろうと思いつつ、タイ人と結婚して、娘も授かったと思ったら、日本に帰るどころか母までタイに呼び寄せて、現在は旦那、娘、母と4人暮らし

タイ生活でのハプニング、タイの美味しい物、タイの楽しい所などなど、生のタイ情報をお届けします◎

今回は、海外で子育てをする筆者が実感した、「タイと日本の育児の違い」についてご紹介しましょう!

国が変われば子育ても変わる

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タイの幼稚園でアイスクリームを食べる子どもたち。(Sangaroon / Shutterstock.com)

日本国内でも家庭によってそれぞれ育児方針は違うでしょうが、国が変わればますます教育の常識も変わります。

筆者自身、タイで2歳の娘を育てていますが、いろんな場面で「タイと日本の子育ての違い」を感じることがあり、日々驚いています。

タイの子どもは自分でご飯を食べない!?

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自分で食べる楽しみもありますが……。

娘はご飯をよく食べる方です。たまに「食べ過ぎじゃないか!?」と不安になるぐらい食べます(笑)

ということで、本人の「食べたい」というモチベーションも手伝ってか、1歳になる頃には筆者がご飯をスプーンですくって渡してあげると自分で食べるようになり、1歳数カ月の頃には自分でスプーンを使って食べていました。

まあ、日本の子育ての常識からすれば、わりと普通のことです。ですが、この様子を見たタイ人の旦那や姑、そして旦那側のタイの親戚一同から、大絶賛の嵐!!!

揃いも揃って「スゴイ! かしこい! なんでそんなことができるの!?」と、まるで天才児を見たかのような反応をするではありませんか。

それもそのはず、義理の姉の娘たちはもう7歳と5歳なのですが、なんと未だにおばあちゃんやお母さんに食べさせてもらっていることが多いんです。

筆者も最初のうちは「この家族だけがこんな感じなのかな?」と思っていましたが、タイでいろんな人に話を聞いていると、ほかのタイ人の家庭もみんな似たような感じでした。

そのことを踏まえれば、1歳ぐらいの小さな子どもが自分でご飯を食べる様子を見て、天才児扱いする理由も分かります(笑)

自分でオムツを捨てる赤ちゃんに驚愕!

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自分の仕事や役割に、張りきる子もいれば、面倒くさがる子も。教育方針はもとより、子どもの性格も千差万別です◎

ご飯以外にも、こうしたエピソードはあります。

娘がもっと小さかった頃にオムツを変えた後、使用済みのオムツを自分でゴミ箱に捨てに行っていたのですが、それを見たタイ人の旦那はビックリして、以来その様子を見るたびに絶賛の嵐でした。

旦那は近所の人にもそのことを話したようで、近所のタイ人も「かしこいわね!! スゴイわね!!!」と感心するため、筆者も喜んでいました。

ところが、日本のママ友とこのような話をしていると、どうやらみんなごく普通にやっている様子……。

タイ人の反応だけを聞いていたら、あやうく「娘はスゴイのか!」と勘違いしてしまうところでした(笑)

タイの子育ての特徴

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タイの家族は仲良し!

日本とタイの子育てで、なぜこうしたギャップが生まれるのか考えてみました。

タイでは、現在も祖父母も一緒に住んで子育てをする家庭が多いほか、ベビーシッターさんを雇っている家庭もたくさんあります。

そうなると、必然的に子どもに対して大人の人数が多くなり、つねに誰かがいてつきっきりで子どものお世話ができてしまうのです。

そうした結果、子どもが自発的に自分の世話をする機会がなくなってしまうのかなと思います。

タイという国の安全性

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2010年にバンコクで発生した武力弾圧事件「暗黒の土曜日」の舞台となったセントラルワールド。市民の抗議デモに対してタイ王国軍が発砲し、2000人以上の死傷者が出ました。(Tooykrub / Shutterstock.com)

そしてもっと大きな話をすると、「タイという国の安全性」が関係しているのではないか、とも考えられます。

タイでは未だにデパートなど公共の場所での誘拐事件も発生しており、まだまだ日本のように安心して暮らせる環境にはなっていません。

そのため、子どもから目を離さないように、いつでもどこでも大人が付いている必要があるのです。

こうした事情も、自然と子どもを過保護に甘やかしてしまう原因になっているのではないかと思われます。

タイという海外で子育てをする以上、やはり日本の常識だけでは通用しないのが現実ですが、タイの教育にも良い面はたくさんあります。

タイのこうしたお国事情も踏まえつつ、日本とタイの良い部分を組み合わせた子育てができればと思います◎

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