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【世界のクリスマススイーツ menu.1】フランスのお菓子

世界各地で行われる「クリスマスパーティー」! スイーツは絶対欠かせないお楽しみです◎

日本でクリスマスといえば、趣向を凝らした「クリスマスケーキ」が主役ですが、ほかの国では違うんです。というか、国によって、全然違ったりもするのです!

今回は、世界のさまざまなクリスマススイーツのなかから、日本のクリスマスケーキの元となったお菓子のある国、フランスのクリスマススイーツをご紹介します◎

01. ブッシュ・ド・ノエル(bûche de Noël)

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ベリーをあしらったブッシュ・ド・ノエル。

フランス語で、「ノエル」は「クリスマス」、「ブッシュ」は「薪(まき)」。「ブッシュ・ド・ノエル(bûche de Noël)」はフランスでクリスマスに食べられる薪の形をしたケーキで、この習慣が日本に伝わって「クリスマスケーキ」となり、今に至っています。

しかし、なぜ「薪」なのでしょうか? この薪の形のケーキの由来は、あまりにもたくさんあるのでいくつかご紹介します◎

【その1】薪の燃え残りの灰が家事や雷などの厄除けになるという、リトアニアの神話になぞらえて。灰の元である薪も縁起がいいとされたから。

【その2】北欧にはクリスマス前夜に薪を燃やし続けるという行事があり、その薪は「ユールログ」という名前となります。もともとは冬至を祝う行事で、のちにクリスマスと合体。このユールログ=薪を模したのが、「ブッシュ・ド・ノエル」なのです。

【その3】キリストが誕生したときに、ひと晩中暖炉で薪を燃やしたことから。キリストの降誕を見守った縁起のいいモチーフなのです。

作るのはとても難しそうに見える「ブッシュ・ド・ノエル」ですが、ロールケーキをチョコレートバタークリームで薪のようにデコレーションし、サンタ人形やヒイラギを飾ればできあがり!

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作り方は意外とシンプル!

今年のクリスマスは、手作りブッシュ・ド・ノエルもアリかもです◎

02. ブレデル(Bredele)

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いろんな形があるブレデル。

「ブレデル(Bredele)」とは、フランス東部のアルザス地方でクリスマスシーズンに食べられる、小さなクッキーたちの総称。

星型、ベル型、モミの木型、ココアとプレーンのチェック柄、マカロン……などなど、そのクッキーの種類はまさに星の数ほどあります!

クリスマスの時期になると、アルザスのお菓子屋さんは、こうした可愛いブレデルたちでにぎわいます◎

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クリスマスシーズンのアルザス地方のローカルマーケットに並ぶ、ブレデルをはじめとするスイーツたち。(Thanakrit Sathavornmanee / Shutterstock.com)

03. パン・デピス(Pain d’épices)

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スパイスの香りが食欲をそそる、パンデピス。

「デピス」とは、フランス語で「スパイス」のこと。「パン・デピス(Pain d’épices)」は「スパイスのパン」ですから、シナモン、クローブ、ジンジャー(ショウガ)、アニス、ナツメグなど、生地にたくさんのスパイスが練り込まれています。

そして、伝統的にはバターは使わず、ハチミツと小麦粉、牛乳などが材料となります。

もっちりとした刺激的な味のパンで、フランスのブルゴーニュ地方が特に有名。クリスマスの時期には、パン・デピスをアレンジしたお菓子なども登場します◎

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フランスのクリスマスマーケットに並ぶ、パンデピス専門の屋台。(Hadrian / Shutterstock.com)

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