タイの首都バンコク近郊に住み始めて10年。いつか日本に帰ろうと思いつつ、タイ人と結婚して、娘も授かったと思ったら、日本に帰るどころか母までタイに呼び寄せて、現在は旦那、娘、母と4人暮らし。
タイ生活でのハプニング、タイの美味しい物、タイの楽しい所などなど、生のタイ情報をお届けします◎
今回は、バンコクに11月にオープンしたばかりの「アイコンサイアム(ICONSIAM)」! 日本の高島屋がタイ初進出したことでも話題となった高級デパートをご紹介しましょう!
「アイコンサイアム(ICONSIAM)」の見どころ

チャオプラヤー川沿いに建つ「アイコンサイアム(ICONSIAM)」。近代的なデザインとタイの伝統を融合させた、オシャレな外観!(TZIDO SUN / Shutterstock.com)
バンコクには高級デパートがいくつかあり、観光客やお金持ちのタイ人たちでにぎわっています。
そんな高級デパートに新たに肩を並べたのが、11月にオープンしたばかりの「アイコンサイアム(ICONSIAM)」。先日、筆者も足を運んできたので、見どころを少しご紹介しましょう!

11月9日のオープニングセレモニーでは、レーザーのライトショーや花火などが打ち上がり、盛大に祝われた。(i viewfinder / Shutterstock.com)

クリスマスシーズンの現在は、いつもよりさらに豪華なデコレーションが楽しめる。(筆者撮影)
1. デパート内の水上マーケット「スックサイアム(Sook Siam)」

タイの水上マーケットを屋内に造ってしまったという、「スックサイアム(Sook Siam)」。(i viewfinder / Shutterstock.com)
まず、アイコンサイアムでいちばん”面白い!”と楽しめたのが、「スックサイアム(Sook Siam)」(直訳すると”ハッピータイ”)」というセクション。
ここではデパートの中に水上マーケットが造られており、タイの77県から集められた美味しい料理や名産品、芸術品などが並んでいました。
「ソムタム」などのタイ屋台飯などもあり、ベンチやテーブルなど、みんな至るところでご飯を食べていたほか、トイレでさえ一風変わった雰囲気になっており、絶好の撮影スポットになっていました。

タイ全土の郷土料理が一度に楽しめるというのも大きな魅力◎(筆者撮影)

「スックシアム」内の、可愛すぎるトイレ!(筆者撮影)
2. タイ初進出!「サイアム高島屋」

「サイアム高島屋」の入り口。(TZIDO SUN / Shutterstock.com)
次に日本人として注目したいのが、日本のデパート高島屋がタイに初進出した、その名も「サイアム高島屋」が入っているということ。
サイアム高島屋の中にいると、タイにいることを忘れてしまうぐらい、日本感が満載でした!
たとえばフードコートには、もつ鍋やラーメン、お寿司、パン屋さんの「ドンク(DONQ)」なども入っているほか、お惣菜コーナーで買ったウナギやお寿司を食べている人もいました。
そして4階にはレストランもあり、美味しい日本食がたくさんありました。観光でタイに来る場合は、わざわざここで日本の物を食べたり買ったりする必要はないと思いますが、旅行中に日本食が恋しくなったときなどにはとてもオススメです◎
3. タイ初の「アップルストア(Apple Store)」

「アップルストア(Apple Store)」もこの広さ!眺望も素晴らしい◎(noomie103 / Shutterstock.com)
そして、このアイコンサイアムでもうひとつの話題となっているのが、タイ初となる「アップルストア(Apple Store)」が入っているということ!
「iPhone」はタイでも人気があるので、今までなかったのが不思議なくらいですが、こちらも”タイ初”ということで、平日にもかかわらず大変にぎわっていました。
4. 高級ブランドエリア

高級ブランドエリアの豪華なオブジェ。(TZIDO SUN / Shutterstock.com)
また、アイコンサイアムは”高級デパート”でもあるということで、世界的な有名ブランドがズラーッと並んでいるエリアも。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の巨大オブジェなどもあり、まさに高級感あふれる空間となっていました!
筆者には高級すぎて手が出ないのでこのエリアはスルーしましたが、豪華できらびやかなレイアウトは眺めるだけでも目の保養になりますし、あまりのゴージャス感から、ここでも写真を撮っている人がたくさんいました(笑)
5. その他の見どころ

無料で遊べるキッズコーナーにも、オシャレな遊具が!(筆者撮影)
アイコンサイアム内には、こうした高級ブランドだけでなく、「H&M」や「ZARA」といったお手軽ショップもあり、それぞれの店舗面積も広かったので、こちらではゆっくり買い物が楽しめそうでした◎
また、「サイアム高島屋」の外にも「@cosme(アットコスメ)」や「ツルハドラッグ」といった日本のショップがあり、気軽に日本を感じられるようになっていました。
そして、5階には子ども向けの無料の遊具があるほか、お絵描きスペースや、自分の顔をモニターに写して遊ぶ機械などがあり、子連れにも嬉しいサービスが整っている点もよかったです◎
じつはまだ未完成!?

吹き抜け部分からは、6階部分の工事の様子が見える。さすがタイ!(筆者撮影)
ちなみにこのアイコンサイアムですが、じつは6階以上はまだ工事中! 5階から6階に登るエスカレーターは止められており、エレベーターのボタンも押せないようになっています。
日本では建物全体が完成してからオープンするのが当たり前ですが、タイでは完成した部分から徐々にオープンすることもよくあるんです。
ということで、吹き抜けになっている場所からは上階の工事の様子も見ることができ、ある意味でおもしろい経験ができました(笑)
「アイコンサイアム(ICONSIAM)」への行き方

サパンタクシン駅から出ている無料のシャトルボート。このボートもまた豪華でキレイな造り。中もゆったりとした乗り心地で楽しめる。(筆者撮影)
このアイコンサイアムが建っている場所ですが、観光スポットの多いチャオプラヤー川沿いにはあるものの、観光客がよく滞在する「スクンビットエリア」からは少し離れています。
そして、タイ初のモノレールとなる「ゴールドライン」も建設中ですが、開通は2020年頃になりそうとのこと。
そのため、現在はバンコクBTS(電車)のサパンタクシン駅から無料のシャトルボート(10分間隔)を利用するか、サパンタクシンの次の駅である、クルントンブリー駅から無料のシャトルバス(15分間隔)を利用するのがいいようです。
ちなみに、個人的にオススメな方法は、昼間はアイコンサイアムで遊んで、夕方頃に無料ボートでサパンタクシン駅に向かい、そこからさらに以前ご紹介したナイトマーケット「アジアティーク・ザ・リバーフロント」行きの無料ボートに乗って、夜はアジアティークでショッピングや夕食を楽しむというパターンです◎
バンコクの超最新スポットである「アイコンサイアム(ICONSIAM)」。今度の旅行でさっそく足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
DATA
◎アクセス:BTSサパンタクシン駅から無料シャトルボート(10分間隔)で約15分、またはBTSクルントンブリー駅から無料シャトルバス(15分間隔)で15~20分。
◎営業時間:10:00 ~ 22:00