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【ワイワイ・タイ日記 vol.16】バンコク観光では、王宮周辺の詐欺にご用心!

タイの首都バンコク近郊に住み始めて10年。いつか日本に帰ろうと思いつつ、タイ人と結婚して、娘も授かったと思ったら、日本に帰るどころか母までタイに呼び寄せて、現在は旦那、娘、母と4人暮らし

タイ生活でのハプニング、タイの美味しい物、タイの楽しい所などなど、生のタイ情報をお届けします◎

今回は、バンコク観光では定番となっている、「王宮周辺での詐欺」についてご紹介しましょう!

バンコク観光の定番スポット

バンコク周辺には定番の人気観光スポットたくさんあります。世界遺産のアユタヤ遺跡や水上マーケット、ナイトマーケットなどなど……。

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世界遺産に登録されているアユタヤ遺跡。

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バンコク近隣のサムットソンクラーム県にあるアムパワー水上マーケット。(nimon / Shutterstock.com)

そのなかでも、バンコク市内にある「王宮」や、三大寺院と呼ばれる「ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」、「ワット・ポー(涅槃仏寺院)」、「ワット・アルン(暁の寺)」は、バンコクで必ずと言っていいほど皆さんが行く場所で、筆者も家族や友達が遊びに来ると必ず案内します。

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タイ国王の公的な居住地である王宮。写真はチャクリーマハープラーサート宮殿(チャクリー宮殿)。現在は王族の納骨堂となっており、一部は武器博物館として一般に公開されている。

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王宮の敷地内にあるワット・プラケオ(正式名称はワット・シーラッタナーサーサダーラーム)。本堂にエメラルド仏(プラ・ケオ)が安置されていることから「エメラルド寺院」と呼ばれる。

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ワット・ポー(正式名称はワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラーム)の入り口。

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黄金に輝く巨大な涅槃仏があることから、「涅槃寺」を意味するワット・ポーと呼ばれている。

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三島由紀夫の小説『暁の寺』の舞台としても有名な、ワット・アルン(正式名称はワット・アルンラーチャワラーラーム)。チャオプラヤー川沿いにたたずむ姿は、バンコクを代表する景色として知られている。

「ワット・ポー」入り口で怪しいタイ人に遭遇

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人気観光地であるワット・ポー周辺は、トゥクトゥクやタクシー、観光バスなどでごったがえしている。(Chernetskiy / Shutterstock.com)

筆者がバンコクに住み始めて1年目の頃に、家族が初めてタイに遊びに来て観光に行ったときのこと。

まず王宮を見て回って、次はタイ名物の「トゥクトゥク(三輪自動車タクシー)」に乗ってワット・ポーに移動です。ちなみに、王宮とワット・ポーは近いので歩いて行けるのですが、当時筆者もまだトゥクトゥク未体験だったことから、みんたで初めてのトゥクトゥク・ドライブを楽しむことに。

そうしてワット・ポーに到着後、ある事件が起こりました……。トゥクトゥクの運転手さんに降ろしてもらったワット・ポーの入り口が、閉まっていたのです。

「どうしてだろう??」

と家族と話していると、タイ人が近づいてきて、

「ワット・ポーは今儀式をしてるから開いてないよー。次は13時~18時に開くよー。(地図を見せてきて)こっちのお寺なら開いてるし、大きな仏像あるよーー!」

と、話かけてきました。何も疑っていない筆者たちは、ワット・ポーが閉まっていたことを残念がりながら、

「じゃあ先にワット・アルンへ行こ~!」

ということになり、例のタイ人にそのことを伝えて歩き始めました。すると、そのタイ人は、

「いや、ワット・アルンも13時~18時までしか開いてないよー!」

とのこと……。

ここでようやく、”何かおかしい!!”と気づいた筆者たちは、そのタイ人をふり切ってその場を離れ、ワット・ポーの別の入り口の方へ向かってみました。

……すると、やっぱり通常通り開いているではありませんか!

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広大なワット・ポーには数カ所の出入り口があるため、慣れていないと迷いがち。(Santi Rodriguez / Shutterstock.com)

王宮周辺で多発する詐欺

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王宮前に停まるトゥクトゥク。

後々分かったことですが、バンコクの王宮周辺ではこのような詐欺が多発しているとのこと。

たとえば、「王宮は閉まっているから、ほかの寺院を案内するよ? 宝石やスーツも安く買えるところに連れて行ってあげるよ?」といった具合に誘って来るようです。

筆者もあのままだまされて例のタイ人に付いて行っていたら、多額なお金を請求されて別のお寺へ連れて行かれ、変な物を買わされていたたんだろうな~と思うと恐ろしいです……。

そしてこの詐欺ですが、その怪しいタイ人の単独犯行ではなく、トゥクトゥクの運転手さんもグルになっていたと思われます。というのも、通常であれば、きちんとワット・ポーの開いている入り口に連れて行ってくれるはず。

そうやってお客さんを怪しいタイ人のところに誘導し、そのタイ人がうまくお客さんを捕まえたら、あとで宝石店やスーツ店から手数料がもらえるしくみになっているんだと思います。

「微笑みの国」の裏の顔

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ほとんどのタイ人は、その微笑み通り良い人ばかり!(paul prescott / Shutterstock.com)

タイは「微笑みの国」とよく言われますが、今回のように、観光客をダマすために笑顔で近づいて来るタイ人も多くいるので要注意です。

ですが、もちろん本当に優しくてフレンドリーなタイ人もたくさんいます。タイ人は日本が大好きなので、もともと友好的なのです。

それなのに、一部の悪だくみをする人たちのせいで、タイのイメージが悪くなってしまうのはとても残念……。

これから年末年始の観光シーズンに入るため、こうした詐欺が多発するかもしれません。人気の観光スポットで怪しいタイ人に遭遇したら、「あ! コレが例の詐欺だ!!」と、笑ってかわしてください◎

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