世界各地で行われる「クリスマスパーティー」! スイーツは絶対欠かせないお楽しみです◎
日本でクリスマスといえば、趣向を凝らした「クリスマスケーキ」が主役ですが、ほかの国では違うんです。というか、国によって、全然違ったりもするのです!
今回はノルウェー。北欧三国のフィンランド・スウェーデンのクリスマススイーツとの共通点も探してみてくださいね!
01.「クランセカーケ(Kransekake)」

クリスマスツリーっぽさもあって、存在感抜群のクランセカーケ!
「クランセカーケ(Kransekake)」は、ノルウェーの「クリスマスケーキ」です。「クランセ」は「輪」で、「カーケ」は「ケーキ」。
名前には「ケーキ」と付きますが、大きなリング→小さなリングへと、「輪」を高く積み重ねて作ります。よって、別名は「ドーナッツクッキータワー」!
大小さまざまな円形の型に生地を絞り出して焼き上げ、波状にアイシングをかけます。いちばん大きなリングを土台にして、その上に少しずつ小さなリングを積み上げていき、頂上にノルウェー国旗を立てれば完成。
ノルウェーにはクランセカーケ専用の型があり、これを使えば、1度に3つの大きさのリングが焼けるようになっています◎

こちらがクランセカーケ専用の型。
02.「ユーレブルース(Julebrus)」
↑ フレーバーごとに違うボトルデザインが可愛い!
続いては、ノルウェーならではのスウィートなクリスマスドリンクをご紹介! その名は「ユーレブルース(Julebrus)」。「クリスマスソーダ」という意味です。
ユーレブルースは、ハロウィンが終わった頃から売られ始めるクリスマス限定の炭酸ドリンクで、子どもでも飲めるノンアルコールドリンク。
味は何種類かあり、ベリー系だったり、人工的に甘いだけだったり、それぞれいろいろな評価があります。
↑ クリスマスシーズンになると、ノルウェーのスーパーマーケットにはユーレブルースが大量に並びます。
03.「ペッペルカーケ(Pepperkake)」

型もたくさんの種類がある、ペッペルカーケ。
「ペッペルカーケ(Pepperkake)」とは、北欧の定番クリスマススイーツであるジンジャークッキーのこと!
薄焼きのジンジャークッキーで、フィンランドの「ピパルカック(Piparkakku)」、スウェーデンの「ペッパーカーカ(Pepparkakor)」と同じく、かつて生地にペッパー(コショウ)を入れていた中世の名残で「ペッパー」の名前が付いています。
ノルウェーの伝統的なクリスマスでは、このペッペルカーケを含め、なんと7種類ものクッキーを焼かなければならないとか……。

市販品もあります。(Tamara Lopes / Shutterstock.com)
04.「リスクレム(Riskrem)」
↑ 見た目もクリスマスっぽい、リスクレム。
ノルウェーには、クリスマスに食べる「ユーレグロート」という牛乳でお米を煮て作るミルク粥があります。
こちらもフィンランドでは「リーシプーロ(Riisipuuro)」、スウェーデンの「リス・ア・ラ・マルタ(Ris à la Malta)」と同様ですね!
このユーレグロートに、さらに生クリームを加えてイチゴソースをかけたのが、「リスクレム(Riskrem)」。
鍋にアーモンドをひと粒入れて、自分のお皿に来たらラッキーな1年になると言われています。これも北欧三国それぞれ同じような占いがありますね◎