皆さま、タイのバンコクに、ジブリ公認のレストランが2018年6月にオープンしたことをご存知ですか? かくいう筆者も知人に教えてもらうまで、その存在を知りませんでした。
当時はインターネットで検索をしても、詳しい情報がなかなか出てこず……。しかも、リサーチを始めた当初は「ジブリ公認」とはいうものの、公式ウェブサイトもなく(現在はあります!)、あるのはFacebookページだけ。
そんな心もとない情報のみを頼りに、こちらの「超」がつくほどの穴場スポットへ、ジブリ好きの筆者が行ってみましたので、詳細をレポートしちゃいます!
ちなみに、先に感想を申しますと……。とても、とっても良かったです!!! ジブリ好きの方には必ずおすすめしたいっ!
「メイのレストラン(May’s Garden House Restaurant)」誕生の秘話
こちらのジブリ公認のレストランの名前は、英語名で「May’s Garden House Restaurant」。日本語名では「メイのレストラン」となります。
バンコクの中心部にあり、最寄りの駅からは徒歩10分、閑静な住宅地エリアの庭付き一軒家を改装し、トトロの世界感たっぷりに仕上がっていました!
↑ 庭に置かれたメイちゃんとトトロ! SNS映えしそうです!
さて、そんな「メイのレストラン」の始まりは、タイ東部に位置するコーラット州、パクトンチャイ村。
おそらく日本人はほとんど訪れたことがないその辺境の地に、年に数回も足を運ぶ人がいます。それは、スタジオジブリの名物プロデューサー・鈴木敏夫氏。
さまざまな偶然が重なってパクトンチャイ村にたどり着いた鈴木氏は、その風景を目にして、自分の子どもの頃の日本の田園風景や、トトロの世界を思い出したといいます。
さらに、生粋の名古屋人である鈴木氏を驚かせたのが、小さな店で売っていた美味しい「手羽先」。その味が忘れられずまた足を運んだところ、店主のカンヤダから「田舎の小さな村でお客さんが集まらないので、まもなく閉店する」と告げられます。
そこで鈴木氏は思いました。「都会だったら、絶対大ウケけする味なのに……。」そしてたまたまカンヤダのニックネームが「メイ」だったこともあり、鈴木氏は思いついたのです!
「都会の人たちに、この店の素朴な味を、そしてその味を作り出しているメイたちの家族愛を、パクトンチャイ村の田園風景を思い描きながら味わってもらいたい!」と……。
そんな鈴木氏の思いから生まれたのが、この「メイのレストラン」なんだそう。
ということで、じっさいに行ってみた!

トトロのモチーフがちりばめられたステンドグラス!(筆者撮影)
↑ 「まっくろくろすけ」がデザートに!
もちろん、この「鈴木氏お気に入りの手羽先」も食べてみたいし、レストランの公式インスタグラムには、トトロモチーフのフードメニュー画像が山ほど……。
「コレはもう行くしかないでしょ!」ということで、数少ない情報を頼りに行ってきました!
↑ 敷地内にはプールもありましたよ!

バスを待っているトトロをモチーフにしたメニュー。可愛い……可愛すぎる……。

なんとお皿までトトロ仕様!!……たまりません。(筆者撮影)

お皿以外にも、ランチョンマットやナプキンもトトロ仕様!(筆者撮影)
さて、続く【後編】では、「メイのレストラン」の体験レポや予約方法、オススメのフード&ドリンクについてお届けします!
DATA
【May’s Garden House Restaurant(メイのレストラン)】
◎公式サイト:http://d-world.jp/mays/index_jp.html
◎予約サイト(英語):https://app.tablein.com/booking/mays-garden-house-restaurant
◎住所:18 Sukhumvit 29 Alley, Khwaeng Khlong Toei Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon 10110, Thailand
◎アクセス:アソーク駅から徒歩10分、またはプロンポン駅から徒歩10分。