イタリアで食べたい本場の三大フードといえば、「ピッツァ」、「パスタ」、そして「ジェラート」!
現地で食べるジェラートは種類も豊富でお値段も安く、そして美しい街並みを眺めながら食べ歩きが楽しめる、最高のデザートです。数世紀という古い歴史を持つ伝統的なジェラートから、さまざまな食材を使った新世代のジェラートまで、毎日、いや1日に何度食べても食べ飽きることがありません。
とはいえ、イタリアには本当にたくさんのジェラート屋さん「ジェラテリエ」があって、いったいどのジェラート屋さんがおいしいのか、観光客にはなかなか判断がつきにくいもの。
一般的には、着色していないナチュラルな色で、小さなジェラート・タンクを使っているお店を選ぶと良いとされています。こうしたお店ではジェラート職人が毎日手作りしていることが多く、逆に人工的な色で渦巻き状になっているようなジェラートは、工場で大量生産されている可能性があるんだそう。
今回は、ローマの絶品ジェラート屋さんを厳選してご紹介! この年末年始や2019年の10連休などにイタリア旅行を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください◎
01. Frigidarium (フリジダリウム)

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(c) Frigidarium
ナヴォーナ広場とカンポ・デ・フィオーリ広場近くという、ローマの最中心地に位置する「Frigidarium (フリジダリウム)」。店名は、古代ローマの公衆浴場で熱いお風呂を楽しんだ後に入る、冷水のプールを指す言葉なんだそう。
ここのジェラートは、マダガスカル産のバニラビーンズ、オランダ産のカカオ豆、シチリア産のピスタチオなど、厳選された高品質の食材を使って作られています。また、Frigidariumでは毎日新鮮なジェラートを作り、そのほとんどはグルテンフリーなため、健康にも◎
好きなフレーバーを選んだあとは、コーンをチョコレート・キャンディーにディップできるオプションもあります。
【ホームページ】http://www.frigidarium-gelateria.com/
02. Come il Latte(コメ・イル・ラッテ)

(c) Come il Latte
「ミルクみたいな」という意味の店名をもつ、「Come il Latte(コメ・イル・ラッテ)」。
その店名のとおり、ここのジェラートはその70%が新鮮な牛乳を使って作られていて、非常にミルキーな味わいが特徴となっています。
イタリアの伝統的なジェラートに加え、独創性と革新性を加えたジェラートは、特に若者にも支持されているとか。
たとえば、リコッタチーズに洋ナシとチョコレートを組み合わせたり、イタリアのクリスマス伝統菓子「パネトーネ」にフルーツのシロップ漬けを組み合わせたりと、”これまで食べたことのないような、斬新なジェラートを食べてみたい!”という方にオススメのジェラテリアです◎
【ホームページ】http://www.comeillatte.it/nuovosito/
03. Fatamorgana(ファタモルガーナ)

(c) Fatamorgana
オリジナル・フレーバーやオーガニック食材、そしてマーケティング力によって、「Fatamorgana(ファタモルガーナ)」はローマでいちばんホットなジェラテリアになりました。
現在はローマだけでも9つの店舗があり、アボカド、ライム、白ワインを組み合わせたジェラートや、ゴートチーズとミントのジェラートなど、このお店なら、ほかのどの店でも食べられないようなオリジナル・フレーバーを見つけることができます◎
【ホームページ】http://www.gelateriafatamorgana.com/web/
04. Fiordiluna(フィオールディルナ)

(c) Fiordiluna
古い街並みと下町の風情があふれるトラステヴェレ地区。このエリアでいちばん人気のジェラテリアといえば、「Fiordiluna(フィオールディルナ)」です。
家族で経営する小さなお店で、フェアトレードのオーガニック食材を使ったジェラートのほか、ドライフルーツやナッツ、スパイスを使った自家製のチョコレートでも知られています。
地元に根付いたこのジェラテリアでは、イタリアの伝統や信頼を感じることができるでしょう◎
【ホームページ】http://fiordiluna.com/en/
05. Gelateria dei Gracchi(ジェラテリア・デイ・グラッキ)

(c) Gelateria dei Gracchi
現在はローマ市内に4つの店舗を構える「Gelateria dei Gracchi(ジェラテリア・デイ・グラッキ)」。
こちらのジェラートは、いわゆる「イタリアン・ジェラート」と聞いて思い浮かべる伝統的で安心感のあるジェラートが特徴。
また、ミカンやクリ、リッチミルク・チョコレートのほか、カスタードクリームのようなイタリアの伝統的なデザート「ザバイオーネ」といった、季節限定メニューも楽しめます◎
【ホームページ】http://www.gelateriadeigracchi.it/
06. Ciampini(チャンピーニ)

(c) Ciampini
映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーン扮するアン王女がジェラートを食べながら降りてきた、かの有名なスペイン広場の階段。そのすぐそばにある「Ciampini(チャンピーニ)」は、70年以上にわたって手作りのジェラートを作り続けてきたという、まさに名店です。
使われる食材はすべてオーガニックで、特にチョコレート、ヘーゼルナッツ、コーヒーがオススメ。
少し離れた場所ではビストロも経営しているので、ジェラートが気に入った方はぜひ食事も楽しんでみてください◎
【ホームページ】http://www.ciampini.com/