【世界のメジャーなお祭りを楽しもう! 第3回】「カウントダウン」2

【世界のメジャーなお祭りを楽しもう! 第3回】「カウントダウン」

私たち日本人の生活の一部となっている、“お祭り”。

日本古来のものもあれば、海外から輸入されたもの、新しく発生したもの、などなど、今ではさまざまなお祭りがありますが、あまりにもメジャーすぎて、“そもそも何のお祭りなの?” なモノも多くなっております。

このシリーズでは、そんな「おなじみなお祭り」を改めてひも解き、コアに派手に楽しむイロイロをご紹介!

今回は、年越し~新年にかけての「カウントダウン」。日本はしっとり除夜の鐘ですが、世界ではド派手なカウントダウンがメジャーのようです◎

「新年」は、国によって違う!

そもそも、新年とはいつなのか??

新暦(グレゴリオ暦)では、1月1日。現在の日本も1月1日を元旦として祝いますし、アメリカ、ヨーロッパなどもそうです。

しかし、中国や韓国などのアジア圏では、旧暦の1月1日から新年が始まります。新暦でいうと2月10日前後で、「旧正月」と呼ばれます。

また、タイでは2月の旧正月も祝いますが、政府によってお正月は4月13~15日と決められています。スリランカは4月。イスラム教国で「ヒジュラ暦」を使うところは、年によってお正月が変わります。

ちなみに、カンボジアは1月1日と2月の旧正月、さらに4月にクメールのお正月があり、これは王宮専属占い師が日時を決めるのだとか……!

こんな感じで、「新年」とひと口に言っても世界ではバラバラ。それでもやっぱり、12月31日~新暦1月1日のカウントダウンに盛り上がるところは多いのです◎

世界で12月31日~1月1日にかけて盛り上がる場所は?

【アメリカ/ニューヨーク】タイムズスクエア

【世界のメジャーなお祭りを楽しもう! 第3回】「カウントダウン」1

カウントダウンイベントを前に、タイムズスクエアに集まった大勢の人々。(lazyllama / Shutterstock.com)

なんといっても筆頭は、アメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアでのカウントダウン。

毎年12月31日の15時からコンサートなどのイベントが開始され、23時59分から60秒間のカウントダウンが行われます。そして、巨大な「ニューイヤーズ・イヴ・ボール」が降りきった午前0時に、ハッピーニューイヤー! 総量1トンもの紙吹雪が咲き乱れます。

ちなみに、このカウントダウンに参加する人は、朝からバリケード内で待機する必要があります。そしていったんバリケードに入ると、その後バリケードの外に出てしまった場合、最初から入場をやり直し! たとえトイレだったとしてもです。

それでもやっぱり、「極寒のニューヨークでカウントダウンをしたい!」という人が毎年100万人以上、世界中から集結するのです◎

【イギリス】ロンドン

【世界のメジャーなお祭りを楽しもう! 第3回】「カウントダウン」2

空一面が花火で埋め尽くされる、ロンドンのカウントダウン。

ロンドンが1年で最も盛り上がる日が、カウントダウンの日。テムズ川にある「ロンドンアイ」を中心に、1月1日の午前0時から、派手派手な花火の打ち上げが始まります。その数なんと、”1分間に1000発”という大判振る舞い!

日本の花火大会では、”およそ1時間に1万発”というパターンが多いことを考えると、とんでもない迫力です。

ちなみに、ロンドンアイがよく見える場所は有料スペースとなっています。

【ドイツ】ベルリン

【世界のメジャーなお祭りを楽しもう! 第3回】「カウントダウン」3

ベルリン大聖堂の上にも無数の花火が◎

大みそかの夜、「ブランデンブルク門」から「戦勝塔」にかけて続く「6月17日通り」に、ものすごい人が集まるのが、ベルリンのカウントダウン。

そして、1月1日午前0時になると盛大に花火が打ち上げられるのですが、ベルリンのカウントダウンが面白いのは、そこらへんでもあっちこっちで打ち上げ花火が始まる点。

じつは、ベルリンではこのカウントダウンのときだけ個人でも花火が解禁となるため、そこらじゅう花火の嵐になるのです。

そこへさらに、飲むわ歌うわの大騒ぎ! ベルリンで新年を迎える人は、身近にスリルを感じることのできるカウントダウンとなるでしょう◎

【台湾】台北

【世界のメジャーなお祭りを楽しもう! 第3回】「カウントダウン」4

超高層ビルから噴き出る花火は、圧巻!(Jack Hong / Shutterstock.com )

高層ビルから噴き出す花火として有名なのが、台北のランドマーク「台北101(正式名称は台北金融大樓)」のカウントダウン。

この「台北101」は2004年の竣工時は世界一高いビルで、高さは509.2メートルの101階建て! 2007年に、ドバイの「ブルジュ・ハリファ」(531.3メートル)ができるまでは世界一高いビルでした。

デザインは竹の節がイメージされており、カウントダウンの際はその節の部分から花火が噴き出します。

そして、台北101の周辺では華流スターたちのイベントも開催され、大勢の人で埋め尽くされます◎

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