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【ワイワイ・タイ日記 vol.25】タイの水かけ祭り「ソンクラーン祭り」とは?

タイの首都バンコク近郊に住み始めて10年。いつか日本に帰ろうと思いつつ、タイ人と結婚して、娘も授かったと思ったら、日本に帰るどころか母までタイに呼び寄せて、現在は旦那、娘、母と4人暮らし

タイ生活でのハプニング、タイの美味しい物、タイの楽しい所などなど、生のタイ情報をお届けします◎

今回は、タイで最も有名なお祭りである「ソンクラーン祭り」、いわゆる「水かけ祭り」についてお話したいと思います!

「ソンクラーン祭り」とは?

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子どもにとっても楽しそう!!

日本のお正月は、1月1日~3日までのいわゆる「三が日」が公式な祝日ですが、タイでは1月1日のみがお休みで、2日からは通常どおり仕事が始まります。

というのも、タイのお正月は日本とは違って、旧暦の「旧正月」がメイン。旧正月は4月13日~15日までで、タイでは「ソンクラーン」と呼ばれます。

そして、タイでは4月が1年でいちばん暑い季節ということもあってか、ソンクラーンには旧正月を祝う名目で人々が水をかけ合い、街全体が水かけ祭りになってしまうのです。

何でもアリ状態のまさに”お祭り騒ぎ”

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観光客の乗るトゥクトゥクは恰好の餌食!(DimaBerlin / Shutterstock.com)

ソンクラーンに街へ出ようものなら、「ぜひ私に水をかけてください!」と言っているようなもの。

タイの人々は、道路脇に水を張った大きなバケツを準備して、道行く人たちや車に向かってバケツや水鉄砲で水をかけたり、ホースでそのままバシャーッとかけたりと、やり放題。特に、窓のないバイクやトゥクトゥクは格好の餌食です(笑)

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ホースで直接!(CatwalkPhotos / Shutterstock.com)

また、トラックの荷台に大勢乗り込んで、音楽を大音量でかけながら水もバンバンかけまくるなんていうグループもいたりと、まさにお祭り騒ぎ状態になります。

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歩道からも車道からも水かけの嵐! どうやらソンクラーンにはアロハシャツを着るのが恒例になっている様子。(Richard Whitcombe / Shutterstock.com)

筆者の知人の話によると、通勤中にタクシーに乗っていたら、信号待ち中にドアを開けられ水をかけられたなんてこともあったそう。通勤中にそんなことをされたら激怒しそうなものですが、”これがタイの文化だし”ということで、怒らなかったらしいです。

ソンクラーン祭りは、こんな感じで”何でもアリ”状態が3日間続くのです!

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なんとゾウまで水かけに参戦!(gnomeandi / Shutterstock.com)

初めてのソンクラーン祭りに参戦!

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繁華街エリアではまるでサバイバルゲーム状態に!(Mr. James Kelley / Shutterstock.com)

筆者がタイに住み始めて1年目のこと。”タイで過ごす初めてのソンクラーンだし、せっかくならやっぱりタイ人らしいことがしてみたい!”ということで、タイ人の友達と街に繰り出しました。

友達に連れて行ってもらった場所は、「夜の街」としてガイドブックにも載っている、ラマ9世通りの近くにある「ロイヤル・シティー・アベニュー」、いわゆる「RCA」。

音楽がガンガンかかるなか、ものすごい人数がそれぞれ大きな水鉄砲を持ってウロウロしながら、そこらじゅうの人に向かって水をかけまくっていました。

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常に水が補給できるよう、周辺には給水車まで待機!(Tony Edwards Photo / Shutterstock.com)

筆者達も水鉄砲を買って装備完了! ”いざ戦いのなかへ!”と、ワクワクしながら人ごみのなかに入っていきました。

周囲はもう、バケツで水をかける人や氷水をかける人などなど、もうなんでもアリ状態。水だけならまだいいのですが、氷水は冷たすぎてけっこうキツかったです(笑)

目を守るために伊達メガネをかけていったものの、そんなのまったく意味ナシ!! 一瞬にして上から下までビチョビチョになっていました。

しかも、筆者達が買った水鉄砲は安物だったため、水はすぐなくなるし勢いも弱い……。”お金がかかっても、もっと本格的な武器(!?)にすればよかった……”と思ったものです(笑)

水かけだけじゃなく「白い粉」も塗られる!?

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ソンクラーン祭りで白い粉「ディンソーポン」を塗られた男性。……怖い。(Matt Hahnewald / Shutterstock.com)

そんななか、水をかける以外に、なにやら「白い粉」を色んな人に塗りたくっている人達を発見。筆者達もまんまとその餌食になり、気づけば顔やら服やら全身白い粉まみれになっていました。

後で調べてみたところ、この白い粉は「ディンソーポン」と呼ばれる泥灰土で、タイでは古くから、かゆみ止めや汗止め、日焼け止めとして使われているものだということが判明。

そういえばソンクラーン以外にも、この白い粉を顔に塗っている人を見かけたことがあったのですが、どうやらタイでは、”ディンソーポンを知らない人に塗ってコミュニケーションを図る”というのが習わしになっているんだとか。

ただ、この風習を拡大解釈して、”何してもオッケー!”という風潮が生まれているようで、筆者はなんと、知らない酔っ払いのおじさんから、いきなり頬にキスをされてしまいました(激怒)

これはもはや、「コミュニケーション」の域を超えていますよね! ほかにもこういったセクハラ行為が多発したことにより、2015年からはディンソーポンの使用が禁止されているようです。

とはいえユル~いお国柄なので、まだまだ徹底されてないのが現状ですが……。

まとめ

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仏像にも水をかけてお清め。ソンクラーンはもともと、家族が集まって仏像や年輩者のお清めを行う期間だったのが、徐々に水をかけ合うことがメインになっていった。(Everything I Do / Shutterstock.com)

初めてのソンクラーン祭り、セクハラ行為はありつつも、全体的には大満足な経験でした! すでに10年ぐらい前のことなので、最近はどうなっているのか興味はありますが、もう若くないので、あの戦いに再び挑む勇気がありません(笑)

とはいえ、日本ではなかなか体験できないことですので、もしも4月にタイを訪れることがあれば、ぜひとも参加してみてほしいです◎

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