海外旅行は楽しいものですが、飛行機に長時間乗ると気分が悪くなってしまうという人も少なくありません。機内では、長時間座りっぱなしになるばかりか、キャビンの中は乾燥もひどく気圧も低いため、体調を崩しやすい状態になっています。
そのため、特に長時間のフライトでは、機内でのきちんとした健康管理が欠かせません。
そうはいっても、”気をつけているつもりなのに、どうしても体調が悪くなってしまう……”とお悩みの方。もしかすると、機内で取っている「ある行動」が原因かもしれません。
そこで今回は、長時間飛行機に乗ったら気をつけるべき、4つの対策をご紹介します!
01. アルコールを飲み過ぎない
湿度の低い機内では、たくさんの水を飲むことが健康維持のためにも重要であるということは、みなさんもうご存知だと思います。
ですが、水をきちんと飲んでいても、アルコール飲料を飲み過ぎてしまっては元も子もありません!
アメリカの医療アプリ「LiveHealth Online」で専属医を務める医師ミア・フリンケルストンは、「飛行機でアルコールを摂取することによって不安感が高まったり、乱気流などの揺れで乗り物酔いを起こしたり、吐き気をもよおしたりすることもある」と明かしています。
また、フライト中にアルコールを飲みすぎることで、神経が過敏になることもあると注意を促しています。
02. 脱水作用のある飲み物を飲まない
アメリカの皮膚科専門医エリザベス・ハウシュマンドは、「アルコール飲料だけでなく、コーヒーや炭酸飲料など、脱水作用のある飲み物も避けるべき」だと言います。
フライト中は、1時間ごとにカップ1杯分の水分を体内から失っているといわれ、体が脱水状態になることで肌荒れを引き起こすこともあるそうです。
やはり、水分補給にはお水を飲むことがいちばんのようですね!
03. 機内の共有部分を消毒する
知りたくない事実ですが、過去には機内の折りたたみトレーテーブルを介してノロウィルスに感染したという人の事例も……。じつは、飛行機のトレーテーブルは機内のなかで最も細菌が多いスポットだと言われているのです。
食べ物を乗せる場所でもあるので、トレーテーブルが不衛生であるというのは衝撃の事実! ほかにも、多くの人が接触するシートベルトや洗面所のドア、画面、機内誌なども細菌が付着しやすくなっていると言います。
そのため、機内には携帯用の除菌シートを持ち込み、座席に着いたら手に触れるものをすべて拭いて、殺菌消毒しておくといいかもしれません。
04. 手をこまめに除菌する
カナダのヴィクトリア大学の研究によると、機内で風邪に感染する確率は、陸上での日常生活より100倍も高くなるんだそう!
「狭い機内では菌が広がりやすく、発熱している人からは特に感染しやすくなっている」と、フリンケルストン医師は警鐘を鳴らしています。
もしも機内で体調が悪くなった場合は、ほかの乗客に何らかの菌を感染させてしまう可能性も高くなってしまうため、マスクをしたり(鼻までしっかり覆うこと)、スカーフなどで口の周りを覆ったりすることを忘れないでください。
また、くしゃみや咳をした後、鼻をかんだ後などには、必ずハンドサニタイザー(手指用のアルコール殺菌・