タイの首都バンコク近郊に住み始めて10年。いつか日本に帰ろうと思いつつ、タイ人と結婚して、娘も授かったと思ったら、日本に帰るどころか母までタイに呼び寄せて、現在は旦那、娘、母と4人暮らし。
タイ生活でのハプニング、タイの美味しい物、タイの楽しい所などなど、生のタイ情報をお届けします◎
今回は、姑直伝! タイ人旦那が作る、絶品「クンパッポンカリー(タイ風エビカレー)」のレシピを大公開したいと思います!
「プーパッポンカリー」と「クンパッポンカリー」

「ソンブーン・シーフード(Somboon Seafood)」のプーパッポンカリー。(筆者撮影)
タイ料理のひとつに、カニを使った「プーパッポンカリー」というカレー料理があります。
この料理は先日ご紹介した「ソンブーン・シーフード(Somboon Seafood)」というお店がとても有名ですが、屋台やローカルなお店を含めた色んなお店で食べることができ、タイでは非常にポピュラーな料理となっています。
このプーパッポンカリー、自宅でも作れるのですが、カニの身を取り出すのが面倒なうえ、タイでもカニは高価な食材なので、プーパッポンカリーを家で作る際、我が家では「エビ」で代用することが多いです。
ちなみに、「プーパッポンカリー」の「プー」は、タイ語で「カニ」という意味。そして、「エビ」は「クン」。ということで、エビを使ったカレーは「クンパッポンカリー」となり、どちらも日本人好みの美味しさで、筆者も大好物のメニューです。
そして今回は、料理上手のお義母さん直伝、タイ人旦那特製「クンパッポンカリー(タイ風エビカレー)」のレシピを大公開したいと思います◎
「クンパッポンカリー(タイ風エビカレー)」のレシピ

クンパッポンカリー(タイ風エビカレー)。
用意するもの

材料。調味料はあらかじめ小皿に分量ずつ出しておくと便利。(筆者撮影)
■ エビ …… 300グラム
■ 卵 …… 3個
■ タマネギ …… 2個
■ パプリカ …… 1個
■ キンサイまたはセロリ(主に葉) …… 2~3房
■ 青ネギ …… 60g
■ ニンニク …… 4片
■ チリペーストまたはチリオイル …… 大さじ1.5
■ オイスターソース …… 大さじ1
■ しょうゆ …… 大さじ1.5
■ マギーソース …… 大さじ1
■ コショウ …… 小さじ1
■ 砂糖 …… 小さじ2
■ ポークコンソメ …… 小さじ1/2
■ カレーパウダー …… 大さじ1
■ 無糖練乳 …… 300ミリリットル
■ サラダ油 …… 30ミリリットル

タイで売られているチリペースト。(筆者撮影)

マギーソース。こちらはタイのしょうゆのような存在で、卵料理によく使われます。(筆者撮影)

タイで売られている無糖練乳。(筆者撮影)
下準備

下準備をした材料左から右回りに、エビ、タマネギ、パプリカ、青ネギ、キンサイ。(筆者撮影)
■ 野菜はそれぞれ適当な大きさに切っておく
■ ニンニクはみじん切りにする
■ エビは頭を残して皮を剥く
手順
1. ボウルに卵を割り入れて溶いたら、チリペースト(チリオイル)を加えてよく混ぜ合わせる
2. 【1】にオイスターソース、しょうゆ、マギーソース、コショウ、砂糖、ポークコンソメ、無糖練乳(半量)を加え、よく混ぜ合わせる(※1)
3. フライパンにサラダ油をひいて中火にかけ、ニンニクを入れて焦げないように注意しながら炒める
4. ニンニクの香りがして色が変わってきたらカレーパウダーを加え、香りが出るまで炒める

工程【4】。(筆者撮影)
5. 【4】に残りの無糖練乳(半量)を加えて混ぜ合わせる
6. 【2】のソースをフライパンに移し入れ、全体的に火が通るまで火にかける(※2)(※3)
7. エビを加え、火が通るまで炒める(※4)

工程【7】。炒めすぎないように注意!(筆者撮影)
8. タマネギ、パプリカ、青ネギ、キンサイ(セロリ)、お好みでトウガラシを加えて軽く炒める

工程【8】。(筆者撮影)
9. お皿に盛って、できあがり!

できあがり!(筆者撮影)
注意点・備考
(※1)マギーソースや無糖練乳がなければ、多少味は変わりますが、しょうゆや牛乳で代用してもOK。また、日本ではあまりポークコンソメがありませんので、なければ入れなくてもかまいませんし、チキンコンソメやビーフコンソメでも代用可能です◎
(※2)練乳がなくなってしまうため、ソースを炒めすぎないこと。ソースが残っていた方が美味しいです◎
(※3)工程【6】と【7】は逆でもOK。エビもソースも炒めすぎにだけ注意してください。
(※4)エビを炒める際は、火が強くなりすぎないように注意する。エビに火が通りすぎると、身が縮んで美味しくなくなります。
その他のアレンジ
筆者の場合、家で作る際は今回のようにエビを使うことが多いですが、カニはもちろんのこと、イカや鶏肉などで作っても美味しいですよ◎