【世界の魔除け #9】日本〜節分編 その2「節分のお飾り」&「恵方巻」〜

世界には、地域民族宗教などに由来する、たくさんのお守りがあります。多くは幸運のお守りで、金運や恋愛などに特化したお守りも見られます。

そのなかでも、このシリーズでは「魔除け」としての働きが大きいアイテムやノウハウを、ピックアップ! 目に見えない悪を退ける、さまざまな魔除けたちをご紹介します◎

今回は、日本の「節分」をピックアップ。国を挙げての魔除け儀式の節分。【その1】ではメインの「豆まき」をご紹介しましたが、【その2】では、「節分のお飾り」「恵方巻(えほうまき)」についてご紹介しましょう!

「節分のお飾り」の種類

「柊鰯(ひいらぎいわし)」&「やいかがし(焼嗅)」

【世界の魔除け #9】日本〜節分編 その2「節分のお飾り」&「恵方巻」〜1

なかなかのインパクトがある見た目。

「柊鰯(ひいらぎいわし)」または「やいかがし(焼嗅)」とは、節分の日、柊(ヒイラギ)に焼いた鰯(イワシ)の頭を刺して、玄関に飾るお飾り。目刺しでもいいでしょう。

柊は、そのトゲトゲが「鬼の目突き」と呼ばれ、鬼を追い払うとされます。また、鬼は焼いた鰯のニオイが苦手……。鰯に限らず、ネギやニンニクなど、臭いの強いものを使ってもOKです。

ここに、南天(ナンテン)などの朱色(魔除けの意味がある)の実を合わせると、さらに効果倍増です!

「豆飾り」

【世界の魔除け #9】日本〜節分編 その2「節分のお飾り」&「恵方巻」〜2

炒った大豆を一升舛に◎

家の中に飾る「豆飾り」は、炒った豆を一升枡に入れて、神棚に供えます。

神棚がない場合は、ちょっとした棚でOK◎ 豆と一緒に、鬼の面(または鬼の金棒のつもりのスリコギ)を供えてもいいでしょう。

「恵方巻(えほうまき)」の由来や食べ方は?

【世界の魔除け #9】日本〜節分編 その2「節分のお飾り」&「恵方巻」〜3

端も切らなくてOK!

「恵方巻(えほうまき)」とは、節分の夜、その年の恵方を向いて太巻き寿司を食べると、厄除け・開運になるという風習。

太巻き寿司を「鬼に金棒」の金棒に見立てて、「節分の豆まきで追いやった鬼が落として行った金棒を、自分の体に取り入れる」、「魔に打ち勝つパワーを得る」といった意味もあるそうです。

また、恵方は「明きの方」とも言い、「歳徳神(としとくじん)」という吉神がいる方角のこと。毎年歳徳神の方位は変わり、2019年の恵方は「東北東」になります◎

太巻きを食べる時は、福縁が切れないよう、小分けにせずに1本を丸かじりします。また、食べる際は「話すことで服が逃げないように」との願いを込め、無言で食べるのが基本。

太巻きの具は、七福神になぞらえて7種類入れます。”福を巻き込む”つもりで作りましょう◎

この風習は、大阪の花街で節分の夜にお新香を巻いた海苔巻きを食べたのが、始まりのようです。関西を中心に伝わっていましたが、近年、海苔業界や寿司業界が復活させたことで全国に広まりました。

節分の季節になると、いつもは見かけないゴージャスな太巻きにテンションが上がりますが、一方で売れ残りの廃棄も問題になっています。食べ物を粗末にしては、魔除けどころではないのですが……。

【おまけ】「立春」のおまじない

【世界の魔除け #9】日本〜節分編 その2「節分のお飾り」&「恵方巻」〜4

春の訪れはいつも嬉しいもの◎

節分が過ぎると、次の日は「立春(りっしゅん)」。立春は、冬至と春分の中間点で、季節のはじまりである「春」がスタートします!

そんな立春にぴったりなおまじないをご紹介。

まず、「立春大吉」と書いた紙を用意し、部屋に貼ります。この「立春大吉」の文字は、すべて左右対称になっていて、縁起の良い作り。

この紙が、これからの1年間、災難を遠ざけてくれる魔除けアイテムとなります◎

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