タイの首都バンコク近郊に住み始めて10年。いつか日本に帰ろうと思いつつ、タイ人と結婚して、娘も授かったと思ったら、日本に帰るどころか母までタイに呼び寄せて、現在は旦那、娘、母と4人暮らし。
タイ生活でのハプニング、タイの美味しい物、タイの楽しい所などなど、生のタイ情報をお届けします◎
今回は、すでに何度かお伝えしている「タイのタクシートラブル」から、エンジントラブルに遭ったときのことをお話ししたいと思います!
タイではタクシートラブルが不可避!

タイでの移動になくてはならないタクシーだけど……?
これまでに何度もタイのタクシーネタをお伝えしてきましたが、まだまだタクシートラブルはあるんです。
タイに住んでいる以上は、もはやタクシートラブルは避けて通れないとすら思っているほど……。そんなワケで、今回もまたタクシー関連です(笑)
ある日のこと、友人とセールに行ってたくさん買い物をした帰りに、タクシーに乗ったときのこと。
ショッピングでテンションが上がりまくった筆者たちは、みんなで戦利品などの話をしながらワイワイ話していました。……が、突然なんだかタクシーの進みがゆっくりに。
タイはいつでもどこでも渋滞をするので、このときも「あ~、また渋滞かな~?」と軽く考えていました。さらには「お腹すいたのにな~、、、帰って何食べようかな~?」なんて、のん気なことも考えていたり(笑)
ところが、運転手さんがいきなり、
「ソーリー、ちょっとエンジンに問題が……。」
それを聞いた筆者たちは、一瞬固まり、
「エッッ!? 何!? ガス欠とかじゃないの??」
「いや、ガソリンはあるみたいよ~……」
「え~、ちょっと~! どうなるの~~!?」
などとあわてているうちに、タクシーが完全に止まってしまったのです!
高速道路でタクシーが突然ストップ!?

タイ・バンコク名物の果てしない交通渋滞!(i viewfinder / Shutterstock.com)
タクシーの止まった場所が普通の道路であれば、特に問題なく、ほかのタクシーに乗り換えるだけでOKだったのですが、なんとその場所は高速道路! 空車のタクシーなんて、そうそう走っていません……。
そこで運転手さんは車の外に出て、自分で直そうと何かをいじってはいたんですが、もちろん簡単には直りません。その間、筆者たちはクーラーもなく、30度以上になっていそうな車内で、
「暑いよ~……これからどうなるの~? JAFみたいな機関ってタイにないのかな~!?」などとボヤきつつ、便利な日本を恋しく思っていました。
そんなところに突如、救いの神が現れたのです!!!
偶然現れた救いの神!

タイ・チェンマイで乗用車を引くレッカー車。(nitinut380 / Shutterstock.com)
救いの神とは、「レッカー車」。偶然ほかの車を引いていたところ、たまたま筆者たちの乗ったタクシーのそばを通りかかったのです!!!
レッカー車が親切にも止まってくれたので、タクシーの運転手さんはレッカー車のもとへ行き、しばらく話をしていました。結果としては、現在引いている車をまず置いてから、またこちらに戻ってきてくれるということで、商談が成立!!!
本当に戻ってきてくれるか疑ってはいたものの、ちゃんと戻ってきてくれたときは本当に救われた気分でした……。さらにその後、タクシーに乗ったままレッカー車に引かれた筆者たちは、高速を降りたところで別のタクシーに乗り換えることができました。
原因は、超テキトーなタイの車検!?

逆に、自分で車を直せるスキルも身につきそう……。
日本では考えられないトラブルですが、それにしてもいったいなぜこんなことになるのか!? その原因には、タイの超適当な車検があるのではないかと思われます。
タイでは、車検のシステムが日本とは異なります。まず、新車を購入したらその後6年間は車検なし(日本は3年間)で、7年目以降の検査もたった5分程で終わるという超簡易的なもの。
ですので、モクモクと車体から煙が出ていたり、道の途中で立ち往生していたりする車もよく見かけます。また、乗ったタクシーがオンボロですごい音がしていたり、まったくクーラーが効いていないなんていうこともありました。

車だけでなく、バイクもよく故障するタイ……。(PhuchayHYBRID / Shutterstock.com)
あのとき、レッカー車がたまたま通らなかったら、筆者たちはいつまで助けを待ち続けて、どうやって帰っていたのか……。想像もしたくありません……。
とにかく、タイでタクシーに乗るときは、そのときの運に頼るしかないのです(笑)