仕事の締め切りに追われたり、家事に励んだり、夜遅くまで飲み会に付き合わされたりと、生活にはさまざまなストレスがつきもの。気がつけば、「なんだかダルい」と感じたり「いつも疲れている」と思っていたりというような日々を送っていませんか?
じつは、ダルさや疲れは肉体的な疲労だけでなく、メンタルからも大きな影響を受けることがあります。まずは、「忙しいから……」と投げやりにならずに、疲れの原因を突き止めることも大切です。
今回は、海外のエキスパートたちがおススメする、倦怠感を吹きとばしてくれる元気回復のテクニック5選をご紹介します。
1. 朝一番で太陽の光を浴びる
目覚まし時計のアラームが鳴ったら、ダラダラとベッドの中で過ごすのではなく、思い切って起き上がりカーテンを開けることからはじめてみて。
アメリカの精神科医であり、睡眠アプリ「Sleeprate」でアドバイザーも務めるブリトニー・ブレアは、「朝一番に太陽の光を浴びることで、体内時計を正常化させることがきるようになる」と語っています。
太陽光には人の体を自然と目覚めさせる働きがあるので、朝目覚めが悪いという人にはぜひ試してもらいたいそう。
「ベッドから起き上がるのが大変」という人は、就寝時にカーテンを少し開けたままにしておくと、日の出とともに光を浴びることができ、目覚まし時計が鳴る前に目覚める習慣がつけられるので、オススメです◎
2. ホルモンバランスの乱れが疲労感につながることも
慢性的な疲労感は、ホルモンバランスの乱れが原因であることも考えられます。イギリス・ロンドンで医師をしているジェーン・レオナルドは、「日常的なストレスは、体内のホルモンを生成する働きを鈍らせ、ホルモンバランスを乱してしまうことがある」と明かします。
そんなときは、強壮効果のある自然派ハーブ「マカ」を試してみるのも、ひとつの手段。
「マカパウダー」を1日に小さじ1杯ほど摂取することで、ストレスに対抗できるホルモンバランスを正常化させる働きがあるそうですよ◎
3. 食生活を見直す
疲労回復のために最も有効な手段は、質の高い睡眠をとることに加え、バランスのとれた食生活を送ることだと考えられています。研究では、慢性的な疲労と食生活の乱れには関連があるとされています。
新鮮な食材を使って、きちんとした食事を毎日料理するのは難しいとは思いますが、加工食品や砂糖はできる限り避け、脂肪やタンパク質、炭水化物をバランスよく摂取することを心がけるだけでも、疲労回復の効果がぐんとアップすると言われています。
4. タンパク質をしっかりとる
もしも日頃から疲れを感じているなら、普段の食生活でじゅうぶんなタンパク質をとっているか、確かめてみてもいいかもしれません。
『The Natural Health Bible for Women』の著者で医師のマリリン・グレンビルは、「マグロやサバ、豆腐といった食品からは良質なタンパク質をとることができるし、ランチに食べれば午後になって体力が衰えることもないわ」と話します。
また、タンパク質に加えて、全粒粉のパンやパスタ、玄米など、血糖値を上昇させにくい炭水化物をランチに食べることでエネルギーを持続させ、午後も疲れにくく仕事にも集中できるようになるといいます。
5. 日頃からエクササイズを行う
日常的に運動することが、体力の強化につながるということは、科学でも証明されています。たとえばジムに行ったり、フィットネスクラスに参加したりした後、スッキリした気分になったことはありませんか?
エクササイズなどで積極的に体を動かすことで新陳代謝もアップし、日常的な動作がラクに感じられるようになります。まとまった時間が取れないという人でも、ストレッチをするだけでも効果はありますので、ぜひ生活のなかに取り入れてみてはいかがでしょうか?