【世界のメジャーなお祭りを楽しもう! 第4回】「旧正月」

私たち日本人の生活の一部となっている、“お祭り”。日本古来のものもあれば、海外から輸入されたもの、新しく発生したもの、などなど、今ではさまざまなお祭りがありますが、あまりにもメジャーすぎて、“そもそも何のお祭りなの?” なモノも多くなっております。

このシリーズでは、そんな「おなじみなお祭り」を改めてひも解き、コアに派手に楽しむイロイロをご紹介!

今回は「旧正月」。旧暦のお正月です。現在では中国の「春節」などで有名ですが、かつては日本も旧暦でした◎

「旧暦の元旦」が「旧正月」

中国の旧正月「春節」で獅子舞を舞う様子。

中国、台湾、香港、韓国、シンガポールなど、東南アジア圏のいくつかの国において、「お正月」と言えば1月1日ではなく、旧暦の元旦からの期間である「旧正月」を指します。

そして、旧暦は月の満ち欠けが基本となっているので、旧正月は毎年ズレることになります。たとえば、2019年は2月5日、2020年は1月25日、2021年は2月15日となるのです。

旧正月は、1年の行事のなかでも最も重要なものなので、祝日連休とされ、国を挙げて盛大に祝われます。

……が、そんな旧正月にみなさん何をするのかというと、「実家に帰省」が基本。日本の年末年始と同じで、帰省ラッシュで電車も道も大混雑です! それを乗り越え、一家団らんでお正月を過ごします◎

春節の帰省ラッシュのため、駅に入れず混雑する広州の街。(plavevski / Shutterstock.com)

日本の「お年玉」のように、春節には子どもに「紅包」と呼ばれる赤い袋にお金を入れて渡す「圧歳銭」という風習もある。

「旧正月」はどんな感じ?

ベトナムで食べられる、旧正月の伝統料理。炒めた野菜や干し海老、ネギの漬け物、ニガウリのスープなどを食べる。

中華圏(中国・台湾・香港)では「春節」、韓国では「ソルラル」、ベトナムでは「テト」……と、旧正月の呼び名は国によっていろいろ。

旧正月の元旦から3日くらいは、日本のお正月と同じでお店も休みが多くなります。

そして、観光地は旧正月の催しを見に訪れる観光客や、休みを利用して遊びに来る自国の人たちでにぎわっています。街全体が観光地の香港などは、いつもよりにぎやかなくらいかも。

シンガポールの旧正月の様子。

ベトナムの旧正月で披露される龍舞。(Saigoneer / Shutterstock.com)

「旧正月」@日本

今の日本では、単なる平日であったりする「旧正月」。そのため、”中国や韓国に旅行に行くのでなければ関係ない”、という感じでしたが、最近は事情が変わってきました。

旧正月圏の国々から、連休を使って日本に観光旅行に来る人が増えたのです。

いわゆる“爆買い”が有名でしたが、近年ではじっくり選んで日本製品を買ったり、日本ならではの体験をしたりといった旅行に変わってきているとか。

こうした影響もあって、日本の旧正月は中国などからの旅行客で観光地が混み、宿泊施設の予約が取りにくい期間として認知されてきています。

「春節祭」は世界の中華街で楽しめる

アメリカ・ニューヨークのチャイナタウンで行われた春節のパレードの様子。(mandritoiu / Shutterstock.com)

世界中どこにいても、中国人であれば「春節」を祝いますから、世界各地の中華街やチャイナタウンでも、春節のお祭りが行われます。

日本の三大中華街である、横浜・神戸・長崎の中華街でも、獅子舞や龍舞、パレードなどで盛り上がり、本場の春節の雰囲気を楽しむことができます◎

長崎の中華街で開かれる「長崎新地中華街(長崎ランタンフェスティバル)」の様子。(TOMO / Shutterstock.com)

日本で開催される2019年の「春節祭」

■ 横浜中華街:2月5日(火)~2月19日(火)

■ 神戸南京町:2月5日(火)、9日(土)~11日(月祝)

■ 長崎新地中華街(長崎ランタンフェスティバル):2月5日(火)~2月19日(火)

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